Aの魔法陣・間違った社員教育リプレイ
第11話
限定版の破魔矢:プライスレス
ある年の正月。
いつものように、オンラインにグダグダする奴らがいた。…3名ほど。
SD:お。結構、人がいる?
早瀬のプレイヤー:客観的にはそう見えます(笑)
SD:たまには、またプレイヤーやってみたいなあ。
凛々子のプレイヤー:SDやっても良いですよ。
ネタどうしようか悩みますけれど。何やりたいですか?
ということで、今回は凛々子のプレイヤーさんがSDだ。
SD:(→以後・志真)なんでも…
凛々子のプレイヤー:(→以後・SD)本当は、前回割れた岡嶋君のメガネを買いに行きたかったんですが、岡嶋君のプレイヤーがいないと流石にできないですね〜。
志真:休日ネタとかにすれば出しやすいですね。
SD:掃除…は前にやったような。引越の時に(笑)
早瀬:まあ厳密には掃除ではないですが、プレイ的には近そうですね。
志真:あれはうちのバカが変なことしたせいで掃除に…(笑)
SD:掃除というか半分廃棄作業でしたね(笑)
早瀬:きれいにお掃除しないと後続部隊が減りますよ〜(笑)
SD:新年らしく神社巡りでも良いかも。
志真:おお、それもよいですねえ。
早瀬:おとなしく怪談で怖くなったからとか(笑)
SD:伝説の破魔矢(+3)を買いに行く。…+3って何?(笑)
志真:おっとそれは−3だ、はずせない(笑)みたいな?
早瀬:+3000円のことでは(笑)
SD:(笑)
では神社巡りの予定で。
神社に何を求めるかは皆様次第ですので、お参りしなくてもかまいませんよ(笑)
家族に頼まれた買い物とかも、ありえると思います。どうします?
早瀬:実は巫女が大河早瀬とか…
SD:え、バイト巫女?(笑)
早瀬:もちろん期間限定の助勤(バイト)さんです…ての、いかがでしょう。
SD:や、いいですが(笑)
それだと移動しにくいなぁ(笑)
早瀬:普通に着替えずについて行くから(…)
SD:(笑)
早瀬:いるだけで、なんか、めでたそう。
でも他のメンバーは中身が分かっているので嬉しくも何ともない。
志真:その線、面白そうなので、年始回りするとしたら…で成功要素を考えてみてみます。
SD:あと、早瀬と志真だと、お二人の接点が難しいですね。
早瀬:神社でたまたま会っちゃったという設定はちと強引かな。
志真:引っ越しで会ってなかった?
SD:それでよろしければ。
早瀬:そうですね。
SD:間に真帆さん挟まないとわざわざ会いそうにないですけれどね(汗)
志真:そうね(笑)
SD:では出会いイベントは丸投げしますんで、よろしくお願いします。
早瀬:神社の立ち入り禁止区域に入ってきていただければ、その場合は現地ばったりというのも良さそうです。
いきなり背後から現れて誰何しますから(笑)
志真:早瀬なにしてるんだ(笑)
早瀬:勿論巫女というのは世を忍ぶ仮の姿、実はボランティアでガードマン兼任。
箒はワンタッチで先が取れて、そのまま竹刀と同じ重量バランスに。…とか。
志真:仕込みホウキかい!
SD:ではイントロできましたので、行きますね。
不況の中、神社にも新機軸が求められている。
隣の県の神社では、アニメとコラボすることで大幅な集客増を達成したとか。
しかし、この町の神社には特徴がない。
そこで考え出したのがスタンプラリー。
神社まで走っている○急電鉄とタッグを組み、各駅に置いてあるスタンプを集めると、先着100名様まで霊験あらたかな破魔矢(初回限定)が購入出来るらしい。
その情報をネットで目敏く見つけたすだめさん。
年始に神社に行くとうっかり口を滑らせた志真さんに購入を依頼。
「大丈夫、壁サークルの本買うより楽だから」とすだめさん。
さて、志真さんと大河さんは無事に破魔矢(初回限定)を手に入れることが出来るでしょうか?
SD:前置き終わり。
早瀬:北急電鉄? 肉急電鉄?
志真:卓急…
SD:成功要素は5個でお願いします。難易度どうしよう。…よし。
M*破魔矢(初回限定)を買う 難易度8
早瀬:では、【小柄】【大きな声で話し続けることができる】【チョーク】、認めてもらえれば【巫女装束】。あとひとつ空欄かな。
SD:巫女装束、レンタルですよね。
早瀬:勿論レンタルです。
SD:OKです。
志真:こちらは【帝王学】【非常識】【屁理屈がうまい】【礼儀作法】あと一つは空欄でいいかなあ…。
志真さんは肉体派じゃないのよ。
SD:OKです。
では、すだめさんに頼まれてから2人で行動するまでのロールとかお願いします。
なんにも考えてないのです(笑)
志真:うーん。
早瀬:…立ち入り禁止区域に入ります?(笑)
志真:それですでに難易度削れそうな(笑)
SD:(笑)
早瀬:でもそうすると、スタンプ放って置いて、志真さんはまず神社に来ないといけません。
志真:「壁サークルってなんのことでしょう? 丸い壁かしら?」
地理に明るくない志真さん、道案内が要るとか。
早瀬:なるほど、地理に明るくなければ迷い込めますね。
志真:そっちかー!(笑)
早瀬:…立て札くらい見てください説もありますが(笑)
志真:どうしようかな。神社に先に行く理由としては下見だよなあ。
破魔矢配布が神社とかで。
「壁さぁくるとはなんなのかわかりませんでしたが、頼まれたからには万全を期さなくては」
早瀬:あ、SD、境内でのみ、巫女装束には箒がついている、という解釈でいいですか?
SD:箒は普通に持ってるような(笑)
早瀬:なら話は早いです(笑)
志真:もし早瀬さんは神社から出られないのであれば、最後のゴールが神社ってことにして、出会うのもそこで、とするしかない気がするのですが、何か策があります?
早瀬:神社から出ます。巫女装束のまま出ます(笑)
志真:(爆笑)
早瀬:でも流石に箒は電車の中に持って行けないでしょう。
それで境内限定をつけました。
志真:そうしたら、神社を下見したあと終点から逆走して戻ってくるかなあ。
SD:環状線にしても良いですよ(笑)
早瀬:神社のスタンプラリーと聞いて、短絡的に志真さんは黒塗りの高級車(運転手つき)で神社に乗り付けてしまった。
どこにもスタンプがないので探し回ると、気がつけば立ち入り禁止区域。
そこで早瀬さんに逢って、実はスタンプが駅にあることに気付く、というのはいかがでしょう?
志真:志真はそのくらい非常識で違和感がないのね(笑)
運転手付きの車、って線は最後の手段と思って、検討からはずしてしまってました(笑)
じゃあそれで。
SD:スタンプ取るには電車に乗らなければいけないので、進行に支障はありません、大丈夫です(笑)
今日のテーマは志真さん電車に乗る、早瀬さん普段通りサボる、ですから(笑)
どうやって出会うことにするか、流れでロールプレイを開始する二人。
とりあえず、運転手付きの高級車で神社に乗り付けた志真。
志真:「お嬢様、通行人にハネられないようお気をつけ下さい」「行ってくるわ」
と出てきたのはいいけど、正月の神社はごちゃごちゃしてますからのう。
SD:(笑)
早瀬:志真さんのことだから、「大丈夫、通行人をはねてくるから」とか言ってそう(笑)
志真:「だるま…は売ってますが違いますわね」
と境内をさすらい、それっぽいものをさがして放浪中。
早瀬:その発想はなかった(笑)
気がついたら人気のない神社の裏の方…
志真:「おかしいですわねー、神社のスタンプといえば御朱印と聞きましたのに」
うろうろ。
早瀬:一瞬強い風が吹いて、木々がざあっとなったと思ったら…
志真:どんな妖怪だ!(笑)
早瀬:志真さんの後ろから強い殺気が!(笑)
志真:「あら?」
振り返ると…
早瀬:「そこの女! ここが境内、立ち入り禁止区域と知っての所行か!」
何故か箒を青眼に構える巫女さんが(笑)
志真:「あらこの神社の方ですか? 実はスタンプを探していましてー」
(聞いてない)
早瀬:「スタンプもスタントもない! この神域、汚した以上は、この大河早瀬が…」
志真:「大丈夫ですわ、わたくし、キレイですもの」
早瀬:…記憶力ロールお願いします(笑)
志真:(笑)
「…あら? どこかでお聞きしたような名前ですわね…」
早瀬:「またそうやって口説こうという女………女?」
志真:そんななのかー。
「…真帆さんのお友達の?」
早瀬:「…真帆? ………
…え〜と、岩○志麻…じゃなくて、北遠野志真、さん?」
志真:「はい、その通りです! あけましておめでとうございますー」
早瀬:「あ、あけましておめでとうございます−」
いきなり和やかに。
なんとか、無事に? 出会うことができた。
…志真、危うく竹箒で殴られるところだった?
志真:「ちょうどよかった! このへん不案内で、探しものをしているのですが。
ご協力くださいます?」
早瀬:「探しもの? トイレとか?」
志真:「これなんですが」
と、すだめさんから聞いたことをメモした紙を渡します。
早瀬:受け取ります。
「…あ〜これね、駅でスタンプ集める、てやつでしょ?」
志真:「え? 駅?」
早瀬:「ここじゃないわ。乗ってきた○○線の○○駅まで戻らないとね」
無駄にオーバーアクションしてます(笑)
志真:「えーと、それはどこでしょう?」
早瀬:「どこでしょう…って、だから貴方がここに来るまでに乗ってきた…」
志真:「車ならあそこに待たせてありますが」
SD:志真さん電車乗ったことない(笑)
志真:…とまでは言わないが、いろいろ勘違いがある人でして…
早瀬:ひょいと早瀬さんが見ると、車好きの若者の話題には出て来なそうな車と、SD好みの運転手が(笑)
SD:渋いんですね(笑)
早瀬:「…はあ(ため息)」
あとはかくかくしかじかとスタンプラリーの詳細について。
志真:「その…なんとか言う場所に連れて行っていただけるんですね! ありがとう!」
SD:剛速球(笑)
志真:人の話を聞きませんから(笑)
早瀬:極悪ダンジョンに籠もって助けを求めてみるお姫様のパターンですね(笑)
SD:あ、ラリーと言っても駅の数はそれほど多くないイメージでお願いします。
5〜7駅くらいですかね。
志真:「そうなんですか、○急電鉄の路線の電車に乗るんですのね…
うち、あそこの株は持っていないんですわ…
助けていただかないと乗れませんわね…」
SD:持ってたらどうするつもりだったんでしょうか(笑)
志真:株主優待券とか。
早瀬:スタンプを持ってこさせるとか(笑)
SD:スタンプが来い、ですね(笑)
早瀬:「いやお金払えば乗れるから(苦笑)」
志真:「あの…恥ずかしいことなんですが、あの券売機というの、操作したことないんですの…
一度は使ってみなきゃいけないとは思っていたのですが…
一緒に来てもらえません?」
早瀬:「はいはい。わかったわかった…
こんな人にお使い頼むなんて、どんだけ『偉い』人なんだか…」
少々強引ながら(笑)一緒にスタンプを集める流れに。
SD:設定の補足とか要ります?
志真:何かありますか?
SD:もちろん自由に決めて頂いて良いのですが。
志真:環状線のほうが楽そうではあるんですが。
SD:ではそれでいきましょう。
3つ置きくらいにスタンプがある駅が存在する感じで。
早瀬:神社や電車の混み具合はどのくらいですか?
SD:ローカルな電車なのでそれほどでも無いです。
座れないですけれどね。神社は混んでるかも。
年末ダイヤで動いているので、本数はそこそこあります。
15分に1本くらいですかね。
早瀬:この状況だと、志真さんを一人にはできそうにない。
SD:順番にするか一緒にするか、ですね。
早瀬:最初は二人で分かれて、駅の掲示板でチョークを使おうと思ったのですが(笑)
電車に乗れない人を放っておくとトラブルになりそう。
志真:作戦立案をこちらで、行動をそちらで、とかかなあ。
早瀬:あ、それいいかも。
SD:時刻表のダイヤとにらめっこですね。
志真:じゃあSD、ダイヤを見ながらもっとも効率よく最速でまわれる方法を見つけ出す難易度はいくつですか?
早瀬:ダイヤと言うと、志真さんだと自分の指でも見つめそうだ(笑)
志真:そこまで常識無しではないぞ(笑)
SD:難易度5ですね。
志真:沿線に詳しい早瀬さんに、協調行動にならない範囲で情報を得ると難易度は下がりますか?
SD:一緒に行動してるんでしたっけ?
早瀬:スタート時には一緒、ですね。
志真:行動開始前に立案するので一緒でしょうねぇ。
SD:リアルタイムに連絡をとるのではなくて、最初に聞いておく、ですか?
志真:はい。最初の作戦立ての時点で、ですね。
SD:具体的にどのような情報ですか?
早瀬:詳しい、とは言っても、さすがに全線のダイヤまでは知らないと思いますよ。
それは駅に行って時刻表見て考えた方が。
SD:や、何時の電車は遅れやすいとかの情報じゃないですかね?
あるいは急行電車の色とか(笑)
早瀬:それは持っていそうですね。
志真:つまり、電車・駅の混雑状況、駅での推定所要時間とかですね。
ダイヤは年末年始の特別運転だけど、これについても今回のバイト通勤に使っている生の声が聞けますやね。
SD:あ、それは重要ですね。難易度5が前提変換で4になります。
志真:最速で、とせず、「それなりに速く、効率よく」だともう下がらないですか?
SD:それですと元の難易度が5から4になります。
で、前提変換で3になりますかね。
志真:了解。私からの質問は以上ですー。
質疑応答の結果、うまく難易度を調整できた。
しかし志真、どれだけ非常識な印象を持たれているのか…(笑)
志真:で、私が先手でいいかな?
早瀬:ですね。
志真:じゃ、ばばっと書きます。…うーん空欄に何を入れよう?
【クレジットカード】…よいですか?
SD:まぁこの状況ではそこまで有効ではありませんしね(笑)
早瀬:きた、お大尽(笑)
まあお召し列車を編成できるわけではないので…
SD:いいですよ。…使えるかどうかは駅によるような(笑)
早瀬:駆け込む先が駅ではなくて旅行代理店なら…
SD:なんておそろしい(笑)
志真:スタンプ設置駅を、それなりに効率よく、速く回れる方法を、早瀬さんから年末年始運転や路線についての情報を聞いて立案します。
【帝王学】を学んでいるので、戦術立案が上手いです。
【非常識】なので、人の考えもしない方法を平気で思いつきます。
【クレジットカード】を駆使するので、移動経路のプランに金銭的な制限を受けません。
【屁理屈がうまい】ので鉄道法ギリギリのルートも採用します。
SD:最後(笑)
志真:一時成功要素で、【黒塗りの車の中で相談する(一時成功要素)】ので寒くありません(笑)
これ以上出せないわ(笑)
SD:怪しすぎます(笑)
早瀬:セバスチャン(運転手・仮名)の知恵まで借りるとか…?
志真:2個だしていいならそれも。【運転手に聞いた情報(一時成功要素)】で。
SD:なるほど。
志真:これなら、成功要素として通らなくても、お嬢が非行に走らないで済みそうです(笑)
早瀬のプレイヤー(執事):「こ、このようなことをお嬢様が…」
早瀬のプレイヤー(志真):「大丈夫、そのためにこの人連れてきたから」
早瀬のプレイヤー(執事):「えっ…」
SD:(笑)
志真:うーん、結構無理のある記述もあると思うので、ばさっと抽出しちゃってくださいな。
SD:【帝王学】【非常識】【屁理屈がうまい】が抽出されました。
成功ですね。残り難易度は4です。
志真:よかったー。
SD:【運転手に聞いた情報】については、すでに早瀬さんにいろいろ話を聞いているので、抽出されなかったと言うことで。
【黒塗りの車の中で相談する】は、わりと好きなんですけれど(笑)
早瀬:後席で向かい合って相談ができる車なんですね(笑)
SD:ワインとか飲みそう(笑)
志真:では、早瀬さんにタッチ〜。
もちろんキャラクターは、たぶん一緒に行動しますが。
SD:あとはスタンプ押して山の上にある神社まで走ればOKですね。
志真:作戦立案が終わって、志真さんはちょっと得意げ。
早瀬:では早瀬さんの手には妙に細かい予定表が(笑)
SD:手に直接書いてあるんですか(笑)
早瀬:いや、メモを手渡されました。
SD:あ、手にマジックで書いてあるのかと。
早瀬:手には書ききれないんじゃないかと思ったんですが、ん〜絵的にはおいしいなあ…。
早瀬さんの手に予定を書く志真さん。
SD:油性マジックで(笑)
志真:「…左手にも書かないと書ききれませんわ」
早瀬:では手で行きますか。
「こんな細かい指示見たの、学習指導要領以来だわ」
SD:(笑)
今度は、早瀬がスタンプを集める番だ。
SD:質問どーぞ。
早瀬:ではまず、この作戦通りに回ってスタンプ押して神社に戻ってくる難易度をお願いします。(そのまんま)
SD:普通に戻ってくるだけならば難易度1です。
ただ、先着100名には間に合わないかも。
志真:ふははは。なんて完璧な計画(笑)
早瀬:え〜と、元の志真さんの作戦が、タイムライン的に厳しくなっていて、それで間に合うようになっていませんか?
志真:最後に「最速」から妥協したからねえ…(笑)
「間に合うように」とも聞かなかったし。
SD:あ、神社のある山の上まで上るのが大変なので、スタンプ押して、神社の売り場まで行くならば難易度2ですかね。
志真:ぶ。な、なんと! そんなオチ。
SD:それでも間に合わないかも(笑)
志真:間に合わない理由ではないのね(笑)
「間に合うようにスタンプ押して神社の売り場まで行く」難易度を聞いてみては?
早瀬:なるほど。ではそれで。
SD:それで良いですか? では、難易度4ですね。
早瀬:で、神社と最寄り駅の間の移動に志真さんの車を使う、として、前提変換を試みます。
SD:行きと帰りで車を使うんですね?
早瀬:往復ですね。
SD:車は、神社のどのあたりに停めますか?
早瀬:一番近くの駐車場。志真さんなので駐車料金は問いません。
…いや待て? 関係者用の駐車場を使います。
SD:おお、その場合は難易度4が3に下がりますね。
関係者用の駐車場はたぶん一番近所にある駐車場ですので……
そんなところに黒塗りの高級外車が止まってたらビックリするでしょうね(笑)
早瀬:いかにも関係者って感じでいいでしょう(笑)
SD:関係者違い(笑)
志真:きっとお屋敷ではGPSとかで一生懸命追跡してるに違いない(笑)
早瀬:GPSで追跡しなくても、セバスチャン(仮名)が逐次報告しているのでは…
志真:かも。
SD:他に質問ありますか?
早瀬:え〜と、質問これで終わりです。
SD:はい。では行動宣言どうぞ。
早瀬:成功要素に空欄がありますが、ここに【地域知識(バイト先周辺)】を入れていいですか?
神社及び駅の周辺、という意味で。
SD:OKです。バイトしてますし。万能でもないですしね(笑)
あれ、いまさらですけれど早瀬さんはどうやってバイトを抜けてきたんですか?
早瀬:実はそれは落ちに使おうかと(笑)
行動宣言を用意する早瀬。
早瀬:では。間に合うように各駅でスタンプを押して、車を使って神社の売り場まで行きます。
【小柄】なので、駅では人混みに引っかからずに進むことができます。
【巫女装束】なので関係者と思われて道を空けてもらえます。
【大きな声で話し続けることができる】ので、「済みません道を空けてください〜」と言い続けることができます。
【地域知識(バイト先周辺)】を持っているので、渋滞しない抜け道を使うことができます。
一時成功要素として、スタンプを押す【駅のひとつを通勤先で利用(一時成功要素)】しているので、ホームの立ち位置まで計算して時間短縮できます。
剣道で【握力を鍛えている(一時成功要素)】ので、スタンプを均一に確実に押せます。
…というところでいかがでしょう。
SD:わかりました〜。ちょっとお待ちを。
【小柄】【巫女装束】【大きな声で話し続けることができる】【地域知識(バイト先周辺)】が抽出されました。
成功ですね!
早瀬:ありがとうございます。
志真:巫女装束で関係者補正か! 完璧。
早瀬:もともとここまで狙ってました(笑)
SD:後で怒られそう(笑)
【駅のひとつを通勤先で利用】は【地域知識(バイト先周辺)】と被るので抽出しませんでした。
【握力を鍛えている】のでスタンプを均一に押せる、も…好きなんですけれどね(笑)
早瀬:あ、やはり?(笑)
SD:でも今回は残念ながら、スタンプは掠れていても問題ないので(笑)
こうして、ひととおりの経路を巡回し、神社に戻ってきた早瀬と志真。
早瀬:では社務所の一角、スタンプ受付所。
「ま、間に合った…」
SD:はい、では最後のスタンプを押しました。
早瀬(巫女長):「ちょっとあんた、大河さんじゃないの!
あんたこんなところで何やってるのよ!」
志真:一応私が横にいるんですが、どうしたものかな。
早瀬:もちろんフォローしてください(笑)
SD(巫女長):「はい、おめでとうございます」
と、志真さんには笑顔で。
志真:「ありがとうございますー!」
SD(巫女長):「破魔矢(初回限定)のシリアル番号001番ですよ!」
早瀬:1番ですか!
志真:関係者補正が効き過ぎたか(笑)
SD(巫女長):「あ、いくつ購入されますか?」
志真:「えっと…一人ひとつじゃないんですか?」
いちおう常識人のフリをしてみる。
SD(巫女長):「ええ、そちらのおじさまとお客様で、ふたつまで購入出来ますよ」
早瀬:「わ、私の分は?」
SD(巫女長):「うふふ、面白いことを言うわね、この子は。関係者はダメよ!」
志真:「じゃあ、ふたつ…」
と言いながら大河さんに目配せ。
早瀬:なんかこう、両手をぐっと握りしめて志真さんを見つめちゃいます。
志真:「大丈夫、大河さん。お礼はいたしますわ」
早瀬:上目遣いでうるうる。普段はあまり見せませんが(笑)
SD(巫女長):「はい。2000円になります」
志真:「ええと…カードは使えませんわよね」
SD(巫女長):「いえ、使えますよ」(何事もなくカードリーダーを出す)
志真:「じゃこれでお願いします…」と渡します。
SD(巫女長):「はい。ではこちらが破魔矢(初回限定)の001、002になります。…良いお年を!」
志真:「ありがとう、良いお年を」
SD:という感じです。
志真:「大河さん、今日は本当に助かりましたわ。
これ、お礼といってはなんですが」
と言って、運転手さんのぶんの破魔矢を渡します。
SD:おお、いい人だ。
志真:「受け取ってくださいましね」
早瀬:「だ、だ、だよね、そうだよね? これだけやってただ働きなんてないよね?
ありがとう! ありがとうございます!」
志真:志真的にはすだめさんのミッション達成できればいいわけですから。
「それと、もしよろしかったらあとでお夕食などご一緒にいかがですか?」
早瀬:「勿論、夕食も、午後8時以降なら!」
SD:巫女服のまま行きそうな(笑)
早瀬:行きそうな気がします(笑)
志真:「わかりましたわ、ではそのころお迎えにあがります…ではごきげんよう」
早瀬:「ではまた〜」
志真:おお。よかった。破魔矢買えた(笑)
SD:いい話ですね(笑)
志真:一時は、だるまでもしかたないかと思ったのだが(笑)
SD:だるまの眉間に破魔矢が刺さっているところを想像(笑)
早瀬(社務所の人):「ちょっと大河さん、まだ掃除終わってないわよ!」
SD:バイト代は減額されそうな(笑)
早瀬:そう思ったのですが、バイトしたことがバレると本業で困るので、最初からボランティアでした(笑)
SD:ならば怒られるだけですね(笑)…というところで今回は終了です!
即興ロールプレイでの二人の出会いや、状況を生かしてのM*解決への行動など、とても楽しめる内容だった。
お題も、いろいろな作戦が考えられる、よいものだったと思う。
しかし志真の常識ボケのロールは、さじ加減が難しいなあ…
次回は、ついに清水亜里紗が主役を張るぞ!