Aの魔法陣・間違った社員教育リプレイ
第24話
閃け! 間違った英才教育!(後編)
前回から引き続いて、私立北遠野学園・1学期始業式当日、2年○組の模様をお届けする。
始業式の会場で仲良くなった、恩田まり子と風祭菜々子。
二人が教室に戻り楽しく語らっているところへ、突如として新担任・灰錐有利香が乱入する。
灰錐は二人を唐突に指さすと、花見対策委員に任命した!
SD:というわけで、第2のM*です。
M*:花見ポイントに地主の用意した障害を乗り越え、プライベート花見懇親会を実現する 難易度65
SD:障害の内容は設定していませんので、最初にこれを決めましょうか。
菜々子:準備は買出しも含む?
SD:買い出し作業を手伝ってもかまわないですよ。
菜々子:そこ含めて状況確認の範囲内ですか。
まり子:花見ポイントは私有地を勝手に使ってたんですかね?
SD:旧校舎裏、敷地外にすごくよい花見スポットがあるのですが、灰錐先生、ここに毎年忍び込んでクラス懇親会をやってたわけですね。
まり子:やっぱり(笑)
SD:私有地です。といっても、人が住んでいるところではないので、即時バレるわけではない。
菜々子:空き地で子供が野球やってるようなものか。ひとクラス全員、教師込みとなると確信犯ですが…
SD:「学内に桜並木あるじゃないですか」という問いは当然出るのですが、「バカヤロー、あんなメイン通りの下、平日じゃシート広げて花見なんてできないじゃないか」という。
まり子:あはは(笑)
菜々子:で、今年は腹に据えかねた地主が地雷を埋めたわけですね。
SD:そうですね。
菜々子:…地雷でいいの?(笑)
まり子:ペイント弾を投擲する地雷なら、あるいは(笑)
SD:M*考えてた時にぱっと思いついたのは全自動巡回ロボなんですが、それに全くこだわる必要はないです。解きやすいように決めてください。先生が、そのままでの開催は躊躇するような障害であればOKです。
菜々子:今回難易度高いので、ここは墓穴を掘らずに対処しやすいものにしましょう…
作戦会議が始まった。
まり子:敷地の外周を自動巡回するロボ1台でどうでしょう? カメラと赤外線で感知して、みつかると「こらー」と言いながら追ってくるとか。
菜々子:ある程度の難易度がないと行けないから、柵とか有刺鉄線とかだけだとちときつい。監視カメラならまり子のお絵かき使って書き割りでごまかすとか考えたのですが、今のご時世なら写真使うか(笑)
まり子:それ、私も考えました(笑) ロボなら、まり子が誘因して、そのすきに菜々子がコントロール装置を無力化とか出来ますけどね。
菜々子:コントロール装置を無効化する方法をどうしようかと…ロボの弱点、思いつきます? エアガンで撃って無効化できるのなら撃つ。
まり子:ロボが有線で動いているとすれば、ケーブル抜けば良いのですけれど…
菜々子:【人がいい(13)】と【妹(11)】使って、ど正攻法に地主の許可を取ってしまう、というのも考えたのですが、ロールプレイが続かないような気も。
まり子:お茶会で地主さんもてなしますか。
SD:懐柔策ね。
まり子:ある意味メイド専攻の面目躍如という所ですネ。…あるいは、ロボを懐柔?(笑)
菜々子:人間相手と同様にロボに話しかけるまり子…あり得そうで怖い(笑)
まり子:人がいいので、平気でロボ相手にお話しできるし。メイド技能と、西洋茶道部でおもてなし。そして「デカルチャー!」…イチコロですね!
菜々子:菜々子は何をすればいいのでしょうか…料理でも作って食べさせる?(笑)
まり子:いいですね!(笑)
菜々子:だったらロボじゃなくていいじゃん!(笑)
まり子:スコーンとかサンドイッチとか(笑)
SD:あ、菜々子、実は料理できるのか。
菜々子:人間が監視してたって同じことができる…
まり子:いや、でも地主よりロボの方が純真と決まってますよ。
菜々子:どういうロボットなんだろう…青い猫型の奴??
SD:権利的に訴えられないのがいいなあ。
まり子:もう少し世間知らずな感じでしょうか、セ○オさんみたいな感じ。…それも訴えられますね(笑)
菜々子:いや、料理が効くロボットって…あまり思いつきません…
互いの成功要素を有効に使うにはどういう状況にしたらいいか。なかなか結論が出ない。
菜々子:同じことをやったときの実現可能性は、地主の方が高いと思ってます。
まり子:残念ながらそうなんですよね〜。では、地主の怒った真の原因を見つける?
菜々子:確実性は増しますね。
SD:香織がある程度、噂は拾ってることにしましょうか。
まり子:地主の怒った真の原因を香織に聞いて、それを元に交渉&おもてなし(懐柔)ですかね。
菜々子:かなり常識案になってしまいましたが…まあPCの能力(身の丈とも言う?)には合っています。
まり子:あとは地主のお茶の好みとかを諜報できれば最強なんですが(笑)
菜々子:とりあえず女性の趣味は年上か年下か、とか(笑)
まり子:地主がメイドカフェによく行っていると良いのですが(笑)
菜々子:あ、その地主の人は、ここ1〜2時間に直接会えるところにいるか、も情報が欲しいです。
SD:香織に聞きますか?
菜々子:はい。
SD:香織によれば、まあぶっちゃけ、昨年度は散らかしたまま片づけきらず帰ったらしい、ということですね。地主は、北遠野家の縁者ですので、連絡は取れます。時間内に、来ることも可能でしょう。
菜々子:まあ縁者なら、頼み方とやり方でなんとかなるでしょう。
SD:では、作戦としては「地主と連絡をとり、頼み込み、宴席に招いて接待」ですね。
まり子:はい。
SD:菜々子さん、よろし?
菜々子:…ちょっとクッキー焼いてきます(はいと言っています)。生地寝かせている時間は微妙なので、ちょっと残念ですが生地は市販品使うかな。
SD:一番予想していなかった方向ですね。その線でいくのなら、現場の状況は、しっかりした監視・警報システムが設置されている、というところかな。
地主を懐柔する作戦となった以上、物理的な障害の内容に意味は無くなるので、単なる警報装置ということに決まった。
作戦が固まったので、作戦評価を行う。
SD:うーん、予想外だったし、3割減するかー。甘いかなー? と思いつつ。
65x0.7=45.5 ということで 難易度46とします。
まり子:わーい! 一人23ずつ。行けそうな感じに。
菜々子:ありがとうございます。
まり子:専攻の実習授業で使うメイド服を鞄から取り出します(笑)
菜々子:色仕掛け!(プレイヤーの脳内がいろいろただれてます)
まり子:(笑)
菜々子:しまった、地主が眼鏡趣味か、妹趣味か聞いておけばよかった!
SD:そこまではさすがに香織はわからないね。そんなに近い縁者ではありません。
まり子:大丈夫、メイド属性は万国共通ですよ。
菜々子:まあ流石にそこまで何でもかんでも人類皆兄弟にはできない。むしろ北遠野の縁者と言うだけで御の字です。
SD:では、作戦に関わる成功要素をお願いします。
菜々子:これは菜々子が先に。
まり子:はい。
菜々子:【料理(15)】を使って、クッキー焼きます。スコーン焼きます。
SD:段取りのほうね。野営キットかね。
菜々子:場所は遠出できないから学内の調理室忍び込みだろうなあ。まあ始業式直後だから調理室は使ってないでしょう。
SD:調理場に忍び込むにはさすがに難易度が別にかかっちゃうと思うんだ。後でロールプレイのところで解決するつもりならよいのですが。
菜々子:あ…そうですか…
まり子:買い出し班に頼めませんかね。
SD:野外調理器具と、簡易調理で仕上がる材料あたりでしょうか?
菜々子:クッキーは焼けないけど買ってきて、現地でサンドイッチを作る方向になりますね。
SD:了解。【料理(15)】、受理します。
まり子:まり子の方の提出いいですか?
SD:はいどうぞー。
まり子:【人がいい(13)】ので、地主がへそを曲げた原因を謙虚に受け止め、今年は改善される事を訴えて、頼み込みます。あ、ついでにメイド服着用です。(笑)
SD:【人がいい(13)】、受理しました。15+13=28。効くなあ… 残り18です。
く、だいぶ難易度を削られてしまった…。しかし、まだまだ…!
SD:ロールプレイフェイズに入ります。
まり子:はい。
SD(香織):「六亮江のおじ様でしょ…電話番号は…」
菜々子:また凄い名前が。
SD:ジェネレータさまさまです。
SD(香織):「もしもし、…はい、北遠野の香織です、…はい、…はい…(略)」
菜々子:初回から使ってしまった香織パワー。
SD:障害の設定はやりやすいように調整どうぞ、ということでしたからね。問題ないですよ。
SD(香織):「(携帯電話を保留にして)はい、おじさまにつながるわ」
菜々子:では代わります。
SD(六亮江爺):「はい、香織お嬢様のお友達かい? 何か用ですかいのー?」
菜々子:「初めてお目にかかります、風祭菜々子と申します。昨年は私たちの落ち度で粗相をいたしまして、大変申し訳ありませんでした」…ってPC的には完全に仕事モード…
SD(六亮江爺):「はあ、何の話しでっしゃろ」…あ、とぼけてるわけじゃなくて、わかってないだけです(笑)
まり子:そのあたりは、かくかくしかじか、ですね(笑)
菜々子:「昨年の今頃だったと思います、かくかくしかじか、のところ、桜が大変美しいところにもかかわらず、」…後略していいですか? 要するに、直接会って謝りたいとまず言います。
SD(六亮江爺):「あー、あー、左様か」「だいぶ経つが、そのまま知らんぷりしないのは良いことじゃ。よし。どこに行けばいいんじゃ」
菜々子:では、状況の説明がてら、花見場所に来て頂きましょうか。
SD(六亮江爺):「おー、あいわかったぞ」
菜々子:本来は玄関先まで謝りに行って、その後で現場に行きたいところですが、そのあたりは成り行き省略的に…
SD(六亮江爺):「うむ、うむ、よいよい、家までくるのでは遠いからの」
SD:という感じになりますね。で、宴会場が準備される、と。
菜々子:できあいのお菓子と、できればラッピング用の袋とかも買って… まり子さんはティーセット担いでいくんですか? ピクニックセットなら持って行けるかな。
まり子:宴会場へティーセット設営して待ち伏せですね。地主さんの姿が見えたら、宴会場までエスコートはすると思います。
菜々子:それは…その時点で無断設営なので、懐柔が必要ですが…
まり子:今の会話ならば、そのあたりはクリア出来ているのでは。
菜々子:…まあいいや、この人悪い人じゃなさそうだからなんとかなるでしょう(笑)
そして地主…もとい六亮江爺さんが、電話での呼び出しに応じ、花見場所にやってきた。
SD:ちなみに、事前に話してあるから監視・警報装置的なモノは一時的に止めてあります。
菜々子:まり子だったら止める前に侵入するドジネタも…(笑)
まり子:(笑)
SD:爺さんは車で来ます。地主ではあるけど大富豪というわけじゃないから、運転手付きというわけじゃないね。
まり子:では、車の扉を開けたり、お茶の席までのエスコートしたりします。
SD(六亮江爺):「おー、こりゃご丁寧にどうも」
まり子:「コート、お預かりいたしますね」
SD(六亮江爺):「すまんのう」
まり子:(即席のコートハンガーに掛ける)
SD(六亮江爺):「若いのに気配り上手じゃ。よく勉強なさっているのう」
菜々子:すでに宴席を広げているので、「去年はこんなことをしてました〜結果ゴミが出て〜」というのを先に説明します。
SD(六亮江爺):「ほうほう、花見をの」
菜々子:「ここの桜…綺麗ですよね」
SD(六亮江爺):「こいつらはな、自慢の桜なんじゃ。先々代の学園長から、世話を任されてての」
菜々子:「この綺麗な桜の元に、汚いゴミを残してしまった、私たちの前の代の人のやったことですが、それは私たちが謝らないと行けないと思っています」で、こう流れで座ってお茶出して(笑)
SD(六亮江爺):「左様か、左様か。若いのに偉いのう…。うむ、旨い! …しかし、はて、散らかっていたのは、瓶ごみだったような…?」
まり子:ええ〜?!(笑)
菜々子:瓶の前に「一升」とかつくんだろうか(笑)
ここが本領発揮とばかりに、爺さんを接待するまり子。
まり子:お茶とお茶菓子、ケーキタワー(?)の配置など、地味におもてなしをします。
SD(六亮江爺):「こりゃすごい! 綺麗なもんじゃあ」
まり子:あとはメイド服着たまま、無駄にひらりと回ったり?(笑)
SD(六亮江爺):「ほっほっほっ」
まり子:心証を良くした上で、「この度は申し訳ございません、今後はこの場所を使わせて頂くときには、必ず事前にご一報差し上げますね。ご招待もいたしちゃいます!」
SD(六亮江爺):「うむ、よい子たちに観てもらえるならば、桜たちも本望じゃろう」
まり子:「謝罪代わりの『肩たたき券10枚綴り』です」
SD(六亮江爺):「ほほほっ」
まり子:「いつでも菜々子さんがお伺いしますね」
SD:かなり上機嫌です。
まり子:こんな感じで如何でしょう(笑)
SD:いいと思います。では、成功要素提出にいきましょう。では菜々子さんから。
菜々子:はい。今回菜々子が使ったのは【現実家(13)】の方だったんですね。問題が花見のあと汚したところにあったのなら、そこを解決するべきだろう、という行動。
SD:なるほど。了解です。次、まり子さん。
まり子:はーい。【メイド専攻(11)】です。メイド専攻のため、宴席への招待・もてなしは完璧です。地主の心証を良くすることで、味方になってもらいます。…こんな感じで。
SD:了解です。では審査に入ります。…んむむ…悩ましいね。
菜々子:どうも想定外のところを突いてしまったようで…
SD:素晴らしい採用/うまい採用/普通採用/無理矢理採用/不採用 の5段階です。
まり子:ランク付け難しいですね〜。
SD:【現実家(13)】…悩むけど、普通採用で。
菜々子:ありがとうございます。
SD:【メイド専攻(11)】、普通採用。
まり子:はーい。
菜々子:ん、サイコロ判定か?
SD:11+13=24 で、残り難易度18でしたから、M*達成です。
菜々子:よかった…
まり子:たまにはころりん(サイコロ用チャットボット)を使うのも良かったですけれどね〜(笑)
見事、M*をクリアである。
…おのれ、次こそは…!
SD:では終了フェイズに行きましょう。
無事、宴会が…開かれようとしているところに、先生およびほかの学生到着です。
まり子:私たちは有利香先生からねぎらわれてしかるべき(笑)
菜々子:爺さんに約束してしまった以上、片付けが気になって宴会にあまり身が入らない菜々子さんです。
まり子:天職のメイド業で生き生きしてるまり子さんでした(笑)
SD:みなさんがさがさと買い物袋をいっぱい下げています。
SD(灰錐):「おー、ふたりともご苦労! (ほかの学生のほうを見て)お前ら、出席とるからなー」
SD:とかやってる。
まり子:点呼取るんですね(笑)
菜々子:逃げられないのか…
SD(灰錐):「いやー青空の下、満開の桜を観ながらの一杯! やめられないわー」
菜々子:この先生気楽でいいなあ、と思いつつ口には出せない菜々子。
SD(灰錐):「(がさがさ)これこれ。こいつが無きゃ始まらん!」と、どんっと一升瓶を取り出します。
SD:それを観た爺さんの顔がみるみる赤くなります。
まり子:「ナナちゃん、去年の瓶ゴミってひょっとして……」
菜々子:「あれだけは片付ける。絶対」
SD(六亮江爺):「そ、その瓶は去年捨ててあったあの…!」
まり子:やっぱり(笑)
わなわなと震える爺さん。ついに、杖を振りかざし先生に襲いかかる!
SD(六亮江爺):「きーーーーさーーーーまーーーーかーーーーー!」
SD(灰錐):「え、えええええええええ!?」と先生逃げ出します。
まり子:(笑)
菜々子:「自業自得」
まり子:「私たちは、清く正しく生きようね。ナナちゃん」
SD:「またんか!」「ひーーーーー!」「そこへ直れ、桜の下に埋めてくれるわ!」「お助けー!」
菜々子:「あのおじさん、もっとやればいいと思うの」
SD:声が遠ざかって行きます。
SD(香織):「お疲れ様! 大変だったわね」
菜々子:「…お茶」(ティーポットを取って)
SD(香織):「ありがとう!」
菜々子:「今回は、助けられた」
まり子:「サンドイッチもあるわ」(ずずい)
SD(香織):「私は何もしてないわ、あなたたちは、本来あるべき手続きを踏んだ。たまたま、窓口に私が挟まってた。それだけ」
菜々子:「伝手、大事」
香織はサンドイッチを受け取ると、一口頬張った。
SD(香織):「(もぐもぐ)これ、おいしいわね! あなた、才能あるわ」(と、まり子を見て勘違いしている)
菜々子:ぶんぶんぶん、と首横に振ってます。
SD(香織):「え? どういうこと?」
まり子:「サンドイッチ作ったのはナナちゃんなの〜。とってもお料理上手なのよ〜」
菜々子:「才能じゃない。凄いことはやってないと思うの」
SD(香織):「ああ、そういうこと…あなた、イイわ」(ぐっと親指を立てる)
菜々子:なんかツボにはまったらしい。う〜ん、と首をかしげる菜々子さんでした。この首のかしげ方も、わずかなものなのですが…
まり子:平和だ(笑)
菜々子:で、このバックにあれですか(笑)
まり子:アレですね(笑)
SD:「ぎょえーーーーーーー」「逃げるな、かえせ、もどせー」
(今年の)桜の下には、ある女性教員が(ひと晩ほど)埋まっていると言う… (おわり)
菜々子:先行き心配だが問題創出能力はありそうな教師だ。
まり子:(笑)来年の桜はきれいですね、きっと。
菜々子:赤みが強くなってるんでしょうね。
SD:というわけで、M*終了です。お疲れ様でした。
菜々子:お疲れ様でした。
まり子:お疲れ様でした〜!
セッション後。初の学園もの終了ということで、長めのデブリーフィングが行われた。
SD:予定終了時間オーバーでした…。M*じゃない部分のロールがどうしても長く必要な展開だったんでしょうがないですかね。
まり子:こんな物ではないですかね〜。
菜々子:いきなり展開に石投げたような形だったけど、あれで良かったんだろうか…
SD:いや、全然かまわないです。
菜々子:…ちょっと亜里紗の倉庫脱出回を思い出しました(笑)
SD:障害は自由に設定してよい、として、「地主さんの怒り」という障害を設定したわけですから、展開としては大アリです。そしてオチが(いい意味で)ひどいなあー(笑)。当初予定ということを言うなら、いい話になるはずがどうしてこうなった。
まり子:当初はもっときれいな話?(笑)
SD:もし、物理障害を設定してそれをくぐり抜けるような場合は、終了後に地主は学園の縁者だというのが香織からバラされて、そもそも宴会はお目こぼしされていて、今回は試されてた、みたいな、そういう方向で締めることは想定してたんです。
まり子:なるほど(笑)
菜々子:失敗したら香織パワーだろうなあ、は予想しましたが…
今気がついた。…まり子と菜々子、香織に対して自己紹介してない…
SD:ほんとは初回HR中か、桜花見しながら全体自己紹介とかやる予定だったんだよ…(がくり)
まあ、次回までにゲーム内時間で間があるなら、全体自己紹介の機会が設けられるか、あるいは授業のときの出欠点呼で名前はわかる状態になるでしょう。
まり子:まぁ香織様なら全て把握してるでしょうし、「私の名前は当然知ってるわよね」的な感じでしょうし?
SD:(あ、結局名乗らなかったわ…ま、いいか、機会はあるでしょう)とか思って、そして忘れる感じかも。
まり子:良く話するけど本名知らないパターンですね(笑)
流れは自然と灰錐先生の話題に。
SD:何か、こんなはずじゃなかった! とかあります? 「これは私の想像した萌え学校じゃない!」とか。こんなで良かったかしら。
まり子:まり子さんについては概ね想定通りですね。学校も予想以上に良かったですし。先生だけ予想の斜め上でした(笑)
SD:うん、私にも斜め上だったよ(笑)
まり子:問題発生キャラとして優秀かと。香織さんが有能ですしね。
SD:先生、突発だったのにキャラ立ちすぎだな。ダイスの目がいけないんだ(直前にダイスロールでキャラを作成)。こいつめこいつめ。
まり子:結局、先生を悪者にしちゃいましたけど。まぁ良いか、という気もしてくるキャラですね(笑)
SD:【不良(11)】【酒乱(14)】とか出るから(笑)
菜々子:この人の前なら銃を抜いてもお目こぼししてくれそうだ。
SD:「掃除が面倒になるから、撃つなら外すなよー」とか言いそう。
菜々子:正直、そのうちこいつを撃つことになるんじゃないか、と思ってます(笑)まあ、ばれないように麻酔銃当たりで(笑)
SD:(笑)
まり子:ナナちゃんは凛々子さんと違って真面目だから……
菜々子:まあ、麻酔なら背後にすっと立って手で撃ってもいいのですが…この先生なら格闘系は対処できるかな?
まり子:お酒入ると強そう、酔拳とか出来ますみたいな。
SD:この先生が何系かは決めてないですね。普通教科の先生ってこともありえるよね。卒業生OGとか。
菜々子:どうやって卒業したのかは気になりますが、まあ…実際ああいうのも出てきますよね…どうしようもなくなったら大河先生がそっち行くから(笑)
SD:(大笑)
まり子:二人を会わせてはいけない(笑)
菜々子とまり子、香織のキャラについて。
SD:菜々子のイメージは開始前イメージ通りでした。
菜々子:気がついたら随分、凛々子と性格変わってたなあ。父親似と母親似とかなのかな。
SD:重工サイドとクロスオーバーな内容も早めにやりたいですね。姉妹休日お出かけとか。
菜々子(凛々子):「だからいきなり背後30cmに立つのは禁止って言ってるでしょ!」
菜々子:「うん、今度から50cmでまず声はかけることにする」
まり子:傍目には仲よさそうに見えないのに、仲良いのですね。
SD:菜々子がよくできた妹だから…
まり子:姉をダメにする妹……
菜々子:それは思った。
まり子(菜々子):「凛々子姉さまは我儘な人だけれど、私がいなければもっとダメになる」違う、それじゃ駄目男に引っかかる女の人だ(笑)
SD:まり子も薄幸であることをいきなり使いましたね(笑)
まり子:【幸薄い(11)】は当初から使い方決めてましたんで(笑)【人がいい(13)】、は意外と使いやすかったですね。
SD:良かったですよ。香織は、状況的に必要に迫られて有能になってしまった。少なくとも言動はまともな人、というキャラになりました(笑)
まり子:当初もっとぽんこつの予定だったんですか?(笑)
SD:もっとお付きに頼る感じにしようかとも思ったんですが、お付きの人の紹介も説明もするチャンスのない導入になったからねー。
まり子:そうですね、お付きの人がいなくても有能な感じに。
SD:まあ、流れるようにこうなったので、本能的にこっちのほうがすんなりやりやすいのでしょう。
菜々子:お付きの人は見た目でもそれなりにキャラ発ちそうな……脳内あだ名は「関羽」になりそうです(笑)
SD:いちおう彼女ともう一人、クラスメートは設定していたのよ(成功要素は未取得)。
と、ここでクラスメートの設定をご紹介。二人目なんて、登場するスキすら無かったけど。
Aの魔法陣(第4版)・間違った社員教育 キャラクターシート | ||
---|---|---|
名 前 | 宍尾 莉瑛(ししお りえ) | |
設 定 |
すらりとした長身の美女。 香織のツンの内心を通訳する特技を持つ。 香織を適確に補佐するお付き。 護衛コース。能力が高い(本職?)。 |
Aの魔法陣(第4版)・間違った社員教育 キャラクターシート | ||
---|---|---|
名 前 | 鎧山 カンナ(よろいやま かんな) | |
設 定 |
香織のクラスメート。 明るく騒々しいムードメーカー。ゴシップ大好き。 背は高すぎず低すぎず、スタイルそれなり。髪はお団子1つ?にまとめている。 もともと武門の家柄だが、「家政○は見た!」に憧れてメイドコース。 |
菜々子:また中二分高い名前が(笑)
まり子:メイドコースにライバルが…
SD:メイドとしては無能ですよ。モチベは目撃したいだけの子なので…
まり子:ダメだ(笑)カンナ見ちゃいました、ですか(笑)
SD:そうそう(笑)
菜々子:武門の家柄は、名前からくっつけた方ですか?
SD:真逆のことをやろうとしてる、というのをやろうとして、です。
まり子:カンナさん美味しいキャラですね〜(笑)
SD:んーでも本人の戦闘能力的にどうするかは…「家○婦は見た!」の話を設定した時点で、あ、この子、弱くっていいんじゃないかってなりました。
まり子:ですね、私も弱くて良いと思います(笑)
SD:ところで副題、「間違った英才教育」でいい?
まり子:うまい(笑)
菜々子:まあ…この学校は間違っているような気はする(笑)
まり子:次回予告、まり子は果たして菜々子、香織にメイド服を着せることが出来るか?
菜々子:いや別に菜々子は嫌いじゃないから。(メイド服のことですよ)
まり子:しゅぱっと着そうですね、メイド服。
SD:勝手に予告しない!(爆笑)
次回は果たして予告された通りになるのか?
はたまた、大量に提案されている他のネタ案が採用されるのか?
それともまったく違う話になるのか?
そしてカンナさんは登場できるのか…
SD(香織):(自己紹介もだけど、猫の件のお礼もしそびれちゃったわ。何か考えないとなぁ)
…宿題多すぎ…
次回、乞うご期待!