Aの魔法陣・間違った社員教育リプレイ
第15話
東洋の魔女、Aクイックを放つ(後編)
前回の続きである。
セッションとしてはひと続きなのだが、ここからは第2ターンの様子を収録した。
初詣にお手伝いに来ている早瀬、亜里紗。
凛々子も後から到着して神事を手伝う予定になっていた。
そんな中、神事に使う破魔矢の束を持ち出した亜里紗が、うっかり迷子になってしまう。
捜索の末、早瀬が破魔矢を回収するが、亜里紗が矢をうっかりかじったせいで、一本だけ使用不能になってしまっていた…
SD:矢束を抱えて参道を戻っていくと、実は結構いい時間ですね。
じきに参拝がスタートしてしまいそうです。
早瀬:あ〜。走る走る〜俺たち♪…ってひとりですが。
SD:社務所にたどり着くとおじさん待ち構えてました。
SD(神主):「お〜! ご苦労さん! なんとか間に合いそうだな…。
いや〜。毎年108本きっちり使うから大変なんだわ〜」
早瀬:「あ、いまのうち言っておきますが、1本刺さって抜けないやつがありましたので足りません…」
凛々子:1本足りない?
SD:言っちゃうの?(笑)
早瀬:あとでバレるの嫌なので。
SD(神主):「な、何と〜! あらかじめ清めの儀式を済ませてある矢なのに…」
早瀬:「心配ありません、現場は確保してあります(きら〜ん)」
凛々子:また取りに行くんですかね。
早瀬:もちろんいくよ〜。
凛々子:もしくはその場で作る? …
SD:おほん。神事の内容を説明するとだねぃ。
参拝客に向かって弓で破魔矢を射かけるんだね〜。
早瀬:なんですかその危険な神事は(笑)
SD:で、飛んできた破魔矢をゲッツ! できた人にはいいことがあると。
そういう神事です。いや、この神事、マジであるから世の中恐ろしい…
凛々子:本当にあるんですか(笑)
SD:しかも、元ネタにした本当の神事は、射かける人もその場で一般公募という。
早瀬:それは早瀬さん張り切っちゃうなあ。
凛々子:張り切りすぎて参拝客に刺さりそうな(笑)
早瀬:「凛々子、あなたのバットでこの矢は打てない!」(笑)
凛々子:「おもしろい、受けて立つわ」(笑)
早瀬:ということでバットが役に立つ。
SD:じゃここで2ターン目ということで。
あらためてM*を立てますね。今度は凜々子さんもご一緒に。
M*2無事に初詣の神事を終える 難易度8
SD:とかでいかがでしょう。
早瀬:…やっていいの?
凛々子:難易度高っ。無事に終えるだけなのに(笑)
まず、矢が1本足りないのですね。
SD:だねえ。
参拝客と一緒にカウントダウン(アップ?)しながら進めるので、足りないといろいろと問題が…
早瀬:まあ、あの矢、短くなってますが、撃てないことはないのですが。
凛々子:凛々子さんは早瀬さんをなんと呼べばいいのですかね。
早瀬:あれ…もしかして凛々子さんとも会ったことない?
SD:引っ越しのときはどうだっけ。
凛々子:引越の時、私はSDでしたが、凛々子は登場させてないですね。
早瀬:SDが演じたのは凛々子ではなくモデラーのオババでした(笑)
SD:(爆笑)
早瀬:…はっ! もしかしてあの集会所の老婆は!(笑)
…これは戻ったときには血糊の演出が追加されているな(笑)
凛々子:「あら、祖母をご存じ?」
集会所のオババを血縁ってことにしましょうか。
早瀬:恐ろしや風祭家。ここぞというところでシナリオに絡んでくる(笑)
SD(亜里紗):「うう〜ん…(むにゃむにゃ)ダーツ、わたしのばん…えいっ(ぽいっ)」
凛々子:あれ、矢が抜けた?
SD:はてさてどうでしょう。手番はどちらが先でしょう?
もちろん協調行動でセットでやってもらってもいいですが。
凛々子:協調で行くのが良いかもしれませんね。
早瀬:それがいいと思います。ふたりでやっても楽じゃない。
2ターン目に入り、凛々子も参戦。
二人でどう、この問題を切り抜けるか。
凛々子:凛々子をどこに配置するべきか。
早瀬さんを既に知っていることにして、集会場から清水さんの矢を届けに行きましょうか。
SD:もうあとちょっとで0時になります。
列がそろそろ動き出すつもりで作戦を立ててね。
神事までは30分ほどあります。
早瀬:了解です。
SD:みなさんの仕事分担は、特にそちらから設定の希望がなければ、神事担当ということで、参拝自体の手伝いからは外れていてOKです。
早瀬:…私が言うのもなんですが、矢が届くのはいいとして、清水さんは?
凛々子:私が背負って走るんですか?(笑)
早瀬:起こせば自力で二足歩行しませんか?
凛々子:そうですね、じゃあ清水さんは放置で。
SD:起こせば自力で…については、試す価値はある、と回答します(笑)
凛々子:(笑)
早瀬:難易度が設定されているようです(笑)
でも清水さん、神事に関係ないんですよね。矢だけでいいか。
SD:迷った時点で戦力外判定されているようですね(笑)
早瀬:削る難易度が足りなくなったら、起こすことを考えようと思います(笑)
さて、現時点では凛々子さんと大河さんは会合していないので、まず会わないといけないですね。
凛々子:じゃあちょっと導入しますね(笑)
ひとまず凛々子さんは集会場で。
早瀬:無線使うなら別ですが…「こちら現場です」とか。
凛々子:「お婆さま、私そろそろ神事がありますので初詣会場に行って参ります」
凛々子のプレイヤー(老婆):「ほいよ、リリちゃん気をつけてお行き〜」
凛々子:「あら、その矢はどうなさったの?」
SD:(爆笑)
凛々子のプレイヤー(老婆):「おぉ、これかね? 取れたてほやほやの破魔矢じゃよ。道中のお守りに持ってお行き」
SD:取れたて?(笑)
早瀬:「この先グロ注意」とかテロップが流れそうな…
凛々子:「(どこで取れたんだろう)はい、では行って参ります」
SD:(笑)
凛々子:と、その前に、凛々子さんは審美眼があり、破魔矢が清められていると判断できますので。
社務所に電話をかけますね。
SD:ほうほう。
早瀬:多分、矢が光って見えるのでしょう。
SD(神主):「もしもし〜」
凛々子:「もしもし〜。破魔矢が一本収穫できました」
とかなんとか。
SD(神主):「お〜去年のやつかの…。ほんとは焼かんといかんのじゃが…背に腹は変えられんか」
早瀬:賞味期限偽造破魔矢!
流れで、矢が1本足りない問題は解決されてしまいそうだ。
しかし難易度は8、残っている。
SD:ロール進行で矢不足は解決しそうだけど…このままいくと難易度削れないよ?(笑)
凛々子:なんてこった(笑)
SD:まあ矢不足だけで8削るのも難あるかもなんで…何かほかにいろいろ起きてもいいんですが。
凛々子:凛々子さんが時間内に届けに行けば良いのですよね。
それで難易度をどのくらい削れるかというのもありますし。
SD:おっと。今どこにいるの?(笑)
早瀬:地球の裏側とか…(嘘です)
凛々子:集会所です。そんなに離れていない?
まぁそれでも混み合ってるので、早瀬さんに渡すのは骨が折れるのではないかと。
SD:SDは凛々子さんがどこにいるか決めていなかったので好きに決めてよいです。
集会所でOK?
凛々子:早瀬さんがOKならそれでお願いします。
早瀬:先のターンで、早瀬さんが集会所から移動するのにどのくらい時間がかかったのかが気になってます。
SD:特に決めてませんでしたので決めてもらってOK。
早瀬:う〜ん…先のことを考えて、あえて距離保留にして、凛々子さんは集会所にいることにしましょうか。
凛々子:はい。
SD:OK。では、電話はそんな感じで伝わりました。
ちなみに清水さんのついばんだ矢は、寝ぼけた清水さんがポイして縁側の暗がりへ消えました…
凛々子:なんてこと(笑)
SD:ので、これは別の矢ですね。
凛々子:賞味期限切れの矢でも御利益あるのかな? まぁそれはともかく。
早瀬:「現場から電話ですか? (経過を聞く)
誰かが余計なこと…もとい、親切で矢を抜いたのか…」
凛々子:(笑)
SD:さてどうしますか?
あんまりのんびりしてると、酔いつぶれかけてる清水しゃんに襲われるよ?(笑)
凛々子:怖い(笑)
SD(亜里紗):「うう〜ん、りりこしゃんの匂いがする〜」
凛々子:「ひっ、何奴!」
早瀬:それは一部の趣味の人が喜びそうだ。
凛々子:「封印されていた何かが蘇ったのね。
はやく会場に向かわないといけませんね!」
SD(老婆):「お〜気をつけておいき」
集会場を後にし、矢を持って出立する凛々子。
早瀬:神事としては、持って行った矢を、他の矢と一緒に、端から撃たないといけない、ということですよね?
SD:だねえ。矢に順番は決まってないです。念のため。
早瀬:撃つ目標は単体ですか? 群衆ですか?
SD:群☆衆です。
早瀬:なんか別のRPGみたいな話だ。
凛々子:RPGじゃなくFPSをしている人がいる(笑)
SD:矢を欲しがって右往左往してひしめいている群衆です(笑)
結婚式のブーケトスを連想してくれい。あんな感じ。
早瀬:ということは、早瀬さんが撃つフリをして、別のところから凛々子さんがバットで打ちこめば。
凛々子:それですね!
SD:なんで早瀬さんに渡せない前提で作戦計画が進行するのか(笑)
…まあお任せします(笑)
早瀬:俗に言うロマン技という奴です(笑)
SD:なるほど! これが伝説の。
早瀬:難易度8削れそうだなあ(遠い目)
凛々子:長年使えなかったバッティング技術が(笑)
凛々子さんは、矢を届けた後に矢をバットで打つ、ということですね。
打つのはいいとして、矢を届けるのにひと工夫要りますかね。
早瀬:早瀬さんの手元に届けば、普通に弓で撃てますが…
凛々子:そっちも良いですよね。
早瀬:というかそれが普通(笑)
凛々子:(笑)
早瀬:まあでも、ここはあえてロマン技に走っても、私は止めませんよ?(笑)
凛々子:凛々子さんがバットで撃った矢を、大河さんが矢で打ち返すという超絶技の可能性も…
SD:(爆笑)
凛々子:…民明書房行きですね(笑)
早瀬:それだと同時に矢が二本飛んでしまうので、普通に大河さんが矢を撃つ場合でも、なぜか凛々子さんの方に撃って凛々子さんが打ち返し、その中に一発だけ、早瀬さんが空撃ちする回が混じっているというのはどうでしょう。
凛々子:反射衛星砲ですね、わかります。
早瀬:まさに神業。
SD:あんまりすごいと難易度跳ね上がりそうな…(笑)
凛々子:ですね(笑)
うお、なんかこの人たち、えらいことを言い始めたぞ。
SD:とりあえず矢をここから運び出して会場へってのが1つやりたいことね。
そのあとは? ここから質疑応答としますか。
凛々子:できればロマン技やりたいですね。
早瀬:あとは普通に撃つだけだから、普通に会場に持って行くと難易度8削りが難しいかも。
…矢を打ち返す案は難しいので、一発だけ早瀬が空撃ちして凛々子のバットから打つ、くらいでいかがでしょう。
凛々子:そうしましょうか。
そうすると自動的に協調行動になりますかね。
早瀬:ですね。
SD:らじゃ。
早瀬:事前連絡どうします?
スポ根的にはアイコンタクトですが(笑)
凛々子:アリですね。
社務所に「ふわふわロングの三白眼で、手にバットを持った長身の女性が行く」と伝えておいてください。
…殺人犯みたい(笑)
SD(電話番):「え? ふわふわロングの三白眼で、手にバットを持った長身の女性の…ってもしもし!
もしもし!? …切れちまった…」
凛々子:電話受けた人大変だ(笑)
SD:いちおう、伝達はされました。
早瀬:「そしてその三白眼が大きく見開かれたとき、ことは起こる…了解しました」
凛々子:早瀬さんはきっと剣道有段者なので、見つけてくれると期待。
早瀬:これ難易度高い〜絶対高い〜。
SD:(爆笑)
早瀬:むしろ弓道の方が視力には良さそう…と真面目に突っ込み。
凛々子:そろそろ難易度を聞かないといけないですかね。うーむどうしよう(笑)
とりあえず、協調するために連絡を取り合うことにした二人。
早瀬:流石に話が面倒になってきたので、文明の利器・携帯電話を使わせて頂きたいのですが。
問題はあの容姿についての説明から、凛々子さんであるかどうかを特定できるか(笑)
地獄の鬼だと言われても納得する人は納得しそう。
凛々子:大丈夫ですよ、バット持った三白眼の女性なんて、そうそう居ませんから(笑)
早瀬:ということは、普段からバットを持っているということでOK?(笑)…
いや、早瀬さんも人のことは言えないのですが。
凛々子:ほら、設定にも駅で素振りしてる、ってありますし。
早瀬:なら、電話かけてみるか(笑)
「あんたでしょ、こんな犯行予告電話かけてくるのは!」
SD:これで圏外だと格好良すぎるけど、普通につながっていいですよ(笑)
凛々子:「あら、早瀬。お久しぶりね。お元気?」
早瀬:「いや元気は元気だけど、その矢はすぐ必要。いつ来る?」
凛々子:「それは困ったわね。今そちらに向かっているけれど、道中が混んでいて…
30分以上掛かるわ」
早瀬:「普通の人なら30分でも、凛々子なら何とかならないかなあ?」
SD:(がやがや)(がやがや)(道中が混雑している様子)
早瀬:「ほらあの、死んだお爺様の形見のレールガンとか、持ってきてない?」
SD:スゴイ振りだな(笑)
凛々子:「あれは門外不出の品よ」
レールガン、蔵の中とかにあるんですね(笑)
「ともかく急いでいることをアピールして進むしかないわね」
バットで。
SD:マジか(笑)
凛々子:「暴漢と間違われないように、バットに世界平和と書いておきましょう」
早瀬:「東方不敗じゃなくて?」
SD:酷すぎる(笑)
早瀬:「あ〜、いつもなら私の方から迎えに行くところだけど、もう始まっちゃうから、ここから動けないのよ」
SD:なるほど…うまいこと連絡してますね。
凛々子:「仕方ないわね、久しぶりにアレをやりましょう、早瀬」
早瀬:「アレって…東洋の魔女の必殺技と言われたAクイック?」
この二人はどういう関係なんだろう…
凛々子:Aクイックってだけで伝わるのでしょうか。
そもそもプレイヤーがAクイックってよくわかってない。
SD:何かとてつもない誤解が生じたりして(笑)
凛々子:(検索中)Aクイック、調べました。作戦をよく表してますね(笑)
これなら伝わりそうです。
SD:空打ちしてスカらせるフェイントだっけ。
早瀬:…そうだったと思う。お手数かけます。
フォーメーションAくらいにしておけばよかったか。
SD:いや、まあ問題ないでしょう(笑)
早瀬:やることは同じです(笑)
凛々子:「ええ、ぴったりでしょ? それでは後ほど」
早瀬:とりあえずこれで方針は決まった、ということで。
SD:らじゃ。
凛々子:あとは質問して提出文を組むだけですね。…難しそうです(笑)
すごい以心伝心ぶりであった(笑)
さて、Aクイック(仮)作戦、成功するか?
SD:では質問どうぞ。
凛々子:凛々子さんとしては、30分で現場に着く(アピールつき)のと矢をバットで打つ、という行動の難易度はいくつでしょう。
早瀬さんは凛々子さんを見つけて、矢を撃つのに合わせてフェイントということになりますか。
SD:30分というのは開始前到着か…現場到着の難易度4。
矢をバットで打つのは難易度2。
凛々子:最後の矢を放つ前ぎりぎりに到着する場合の難易度はいくつでしょうか?
SD:難易度2に下がるかな。108本もあるから結構時間がかかるのよ。
凛々子:なるほど〜。
早瀬:確かに、除夜の鐘も時間はかかりますね。
凛々子:凛々子さんは、到着して矢を放つ、という行動にした後で、早瀬さんが超絶視力で見つけてフェイントをするのが良いのですかね?
早瀬:問題は、難易度を削りきれるかどうか…
凛々子:早瀬さんが凛々子さんを見つけて、フェイントアクションをする難易度はいくつでしょうか?
SD:ふむふむ。うまいこと観客にバレないように演技するなら4かな〜。
早瀬:「早瀬が108発目を空撃ちする、凛々子さんは108発目に合わせて打つ」これだと2行動で済むんですよね。
SD:そういうことなら、早瀬さんは108発目を空撃ちする難易度が4、凛々子さんが108発目に合わせて撃つ難易度が4、かな。
これなら、行動統合ペナルティはかからないね。
凛々子:ではそれで行きましょうか。
早瀬:これを更に前提変換できないかなあ…ちと贅沢かな。
凛々子:考えてますが、なかなか思いつきませんね。
早瀬:う〜ん、今の成功要素で4だと、一時成功要素の2を通さないときつそう。
凛々子:ですね〜。一時成功要素を考えないと。
早瀬:でも、前提変換かけようとすると、既に十分に難易度が圧縮されているものを、これ以上圧縮するような作業なんですよね…。
SD:タイムアウトして成功要素入れ替えますか?
早瀬:タイムアウトしましょう。最後はサイコロ振る覚悟も必要かも。
まあロマン技だし(笑)
凛々子:失敗して、矢がとんでもないところに刺さってもそれはそれということで(笑)
普通に実現するにはかなり無茶な作戦だ。
タイムアウトを宣言して、成功要素を入れ替え、準備を整える二人。
凛々子:私のは入れ替えあんまり無いですけれど…
【ポージング】【バッティング】【ふわふわロング黒髪】【優等生の話し方】【背が高い】にします。
SD:了解です。早瀬さんはどうかな〜ん?
早瀬:【両利き】【高い視力】【教職】【弓術】【ライバル(凛々子)】とします。
SD:了解〜。
凛々子:なんのライバルだったのか気になりますね(笑)
SD:では、提出準備OKなら、どうぞ。
凛々子:私から行っても良いですか?
早瀬:あ、どうぞ。
凛々子:【「世界平和」と書いたバット(一時成功要素)】と【ポージング】で急いでいることをアピールして道を開けてもらいます。
暴漢と間違われそうですが、【優等生の話し方】で丸く収めます。
【背が高】く、【ふわふわロング黒髪】という目立つ容姿で大河さんに見つけてもらい、自慢の【三白眼】でアイコンタクト、タイミングを合わせて、バッティングセンターで鍛えた【バッティング】技能で破魔矢を打ちます。
以上です〜。
SD:(爆笑)了解〜。抽出結果は後ほど。
凛々子:はい(笑)
自慢の三白眼は、祖母譲りだったりするのかな、と…父上には受け継がれてなさそう(汗)
SD:三白眼強いな…(笑)
じゃ、早瀬さんの成功要素提出準備中、凛々子さんには移動しててもらいましょうか(笑)
とりあえずロールを…。
凛々子:ですね(笑)
SD:もう参拝客の列は動き出してるので、結構えらい騒ぎです。
参拝だけで帰る人も居るので、参拝が始まる前はスカスカだった復路側の道も、人がばんばん来ます。
凛々子:ではおもむろにカバンからバットを取り出して、すかさずポージング。
SD:カバンから出てくるのか(笑)
凛々子:ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」のイメージで。
SD:(大笑)
凛々子:で、三白眼でじろりと群衆をにらみつけた後で。
SD(通行人):「うおっ(びく)」
凛々子:「大切な破魔矢を届けに参ります。
どうか通していただけますでしょうか?」(ニッコリ)
SD:5mばかり、人垣が左右に割れます(笑)
凛々子:モーゼ(笑)
すかさず民衆を脅かす破魔矢の魔女が、割れた人垣を走り抜けます。
SD:魔女(笑)
凛々子:東洋の魔女らしいので(笑)
モーゼというより、源○闘魔伝とかそういうヤツだと思うぞ、絶対(笑)
SD:では、徐々に会場に接近できます。
さてそのころ会場では、神事の準備が進んでおります(笑)
凛々子:「ああ、もう95本目…急がないといけませんね」
SD:提出、どうぞ!
早瀬:【高い視力】で凛々子を発見します。
107発目(つまり手持ちの最後の矢)を【ライバル(凛々子)】に向かって撃ちます。
ついライバル意識が働いていつもより正確。
これがAクイックの合図になるので数え間違いの心配がありません。
【教職】【演技力(一時成功要素)】があるのであがらずにフェイント動作ができます。
【弓術】があるのでフェイント動作も正確です。
【群衆の騒ぎ(一時成功要素)】があるので、誰もフェイントに気がつきません。
以上。…今回のセッションはネタ出しが大変…
SD:では抽出作業しますが、その間、ロールお願いします。
会場は熱気につつまれております。
ちょっと高いところに大河さんが弓を構えて立ち、その正面に矢をほしがって群がる人々がうじゃうじゃ。
子供とか、子供を抱え上げてとらせようとする親とか…
早瀬:子供危険!(笑)
SD:という背景説明をベースに。さあどうぞ。
早瀬:「その世界平和バットはまさに風祭凛々子!」
凛々子:「早瀬、私に気づいたわね。
では、やるわよ?(アイコンタクト)」
早瀬:「その偽りの平和、この最後の矢で試してあげるわ!」
凛々子:そんな話だったんだ(笑)
早瀬:…なんか目的ずれてるような気もしますが、107発目を凛々子に向かって射って。
でもって何事もなかったように108発目の準備を。
このあたりで画面が左右に分かれて、二人の顔がアップになるわけですね。
凛々子:(笑)
早瀬:「頼むわ!」「いくわよ!」的演出で。
SD:では…いいところで抽出結果を。
【ポージング】【背が高い】【ふわふわロング黒髪】【三白眼】【バッティング】
【高い視力】【ライバル(凛々子)】【教職】【群衆の騒ぎ】が抽出されました!
成功です〜。
凛々子:おお〜!
早瀬:よく通ったなあ。ありがとうございます。
見事、成功だ!
SD:では、ロールの続きをお願いします(笑)
凛々子:「では、行くわよ早瀬!
バ○ターホームラン!」(かきーん)
早瀬:矢をバットで打っているのに、なぜか折れずに飛んでいくわけです。
凛々子:破魔矢ですから(違う)
早瀬:「う、打った…」
凛々子:バスターなのにホームランとはこれいかに。
SD:(爆笑)
早瀬:ここはマウンド上でがっくり膝をつくところ?(笑)
凛々子:いや、ちゃんとフェイントしてて下さい(笑)
SD:矢は群衆の頭上遙か高くを越えていきます…
早瀬:飛びすぎ飛びすぎ(笑)
SD:どよめく観衆。
凛々子:「うんうん」(なぜか満足げ)
SD:「…え〜、今年の108本目はよく飛びましたね〜〜!
獲得された幸運な方には、さぞ良い一年となるでしょう」
と締めの挨拶。
凛々子:酔っぱらいながら参道を上ってきた清水さんに刺さってたりして(笑)
そしてオチパートへ。
早瀬:「凛々子、一つ聞きたいんだけど…」
なぜか既に凛々子の背後に大河早瀬が(笑)
凛々子:「ビクッ、な、なんですの?」
早瀬:「あの破魔矢かじって寝ていた女は誰?」
SD:そか。ここで聞いておけば…
凛々子:「ああ、あの子はうちの部のマスコットよ」
SD:マスコット(笑)
早瀬:「破魔矢はかじるわ、運ぶのすっぽかして寝ているわ…
ひとこと言わずに済ますわけには行かないでしょ」
凛々子:「ご所望なら破魔矢をつけて、差し上げるわ」
早瀬:「どこに行ったか分かる?」
凛々子:「さあ……? 電話してみましょうか」(携帯電話を取り出す)
SD:かけてみる?
凛々子:かけてみます。出るかどうかはともかく(笑)
(ぷるるるる)
SD(亜里紗):(がちゃ)「もしもしぃ」
凛々子:「(あ、出た)もしもし、亜里紗? あなた、今どこにいるの?」
SD(亜里紗):「あ、凛々子さん〜! おばあさんにプレゼントをして、今帰るとこですよ〜」
早瀬:わくわく、わくわく。
SD(亜里紗):「素敵な矢が振って来ましたので、幸運のお守りによいかと…
では、めーこさんと約束がありますので、これで〜!」(がちゃ)
凛々子:「ちょっと、待ちなさい、もしもし、もしもし〜! ……切れてしまったわ」
早瀬:「…逃・げ・た?」
凛々子:「早瀬、そのうちに会わせてあげるわね。
その時までにお仕置き内容を考えておきましょう」(ぷるぷるしながら)
早瀬:「そのうちじゃない、そのうちじゃ!
これほっといて逃がすわけ!? そうはいかないわよ〜!」
SD:あ〜ちなみにお給金は後払いなので。もち手渡しね。
亜里紗はお給金もらわずに帰った、と(汗)
早瀬:「待てぇ〜ルぅ○ぁ〜ン! 逮捕だ〜」
凛々子:画面暗転で、大河さんの周りだけ丸く切り取られてお終い、ですね(笑)
「あらあら、では早瀬のお給金も私が」
SD:ですのう(笑)
ちょっとベタなオチでしたがご容赦…
早瀬:いや、ベタに振ったのは私ですから(笑)
SD:最初の時点では料理がとか言ってたのが、結局破魔矢がらみに…(笑)
早瀬:何でこうなったんだかよく分かりません(笑)
SD:ということで一応の終了でございます。
凛々子:お疲れ様でした〜。
早瀬:はい、お疲れ様です。
目的達成で、本日のセッションは終了だ。
凛々子:久々でしたが、とっても楽しかったです。
SD:破魔矢の神事ははじめから念頭にはありました。
M*に絡むかは未定だったんですが…(汗)
ちゃんと設定されてると強いということでしょうかね(笑)
早瀬:確かに、この神事は事前知識がないと難しそうですね。
SD:去年実際に目の当たりにしたので。規模はもっと小さいけどね。
凛々子:リアル神事なのに破天荒ですね(笑)
早瀬:矢が軽いから痛くない、ってことでしょうか。
SD:かな? 先も尖ってない矢を使ってましたね。
あと、弓を引く人が素人だからあんまり飛ばない、のかな。
でもたまに、結構飛ばす人がいてね(笑)
実際は108もなくて20本くらいだったかな。
早瀬:素人が108本も撃ったら、何発かは明後日の方向に行きそうです。
SD:1本足りない、のは早瀬さんがロールプレイで1本細工したのを受けての突発ネタ。
早瀬:聞いて驚きました。実は。番町皿屋敷コースかと(笑)
SD:で、解答例として考えていたのは、1本を凛々子さんに向けて打ち込んで、それを凛々子さんがこっそり循環させて戻すという方法。
でもいきなり1本持って行くというロール進行技で来て爆笑。
凛々子:逆に、こっそり戻すのは思いつかなかったですよ(笑)
早瀬:確かに108本撃つのに時間がかかれば、最初のほうの矢をこっそり戻すのもできそうです。
SD:突発ネタだったのにうまいネタになって良かったです…
凛々子:引き抜いて持って行くイメージで考えてましたけどね。
早瀬:私も引き抜いたのかと思いました。
SD:清水さんが黙ってやられるタマではなかろうと思いまして、ささやかな抵抗を(笑)
凛々子:賞味期限切れの破魔矢というネタは予想外でした(笑)
早瀬:モデラーのお婆様が精魂込めて寸分違わぬ(後略)とか。
凛々子:偽造(笑)
矢が刺さったままの清水さんごと持って行くということも出来たのかも。
SD:群衆の真ん中で「誰が殺した!」って叫ぶんだね。それはサスペンスだ。
早瀬:とりあえず早瀬さんがしょっぴかれます。
凛々子:『「私よ」と虎が言う』のですね(笑)
早瀬:ハマリすぎです(笑)
次回は、Aの魔法陣Ver.4 NEXT GENERATIONを使ってプレイするぞ!