Aの魔法陣・間違った社員教育リプレイ
第2話
ああ愛しの牡蠣フライ…食堂狂騒曲
前回のセッションで、見事M*を達成した、芽衣子と凛々子。
その結果を受けて、キャラクター成長を行ってみることにした。
…のだが、この一番最初の成長で、とんでもないことが起きてしまった…
SD:さて、成長の結果、2人とも追加設定がつきますね。
お。内容はランダムで決定だそうですわ。
追加設定表が私の手元にございます(Aの魔法陣・第3版ルールブック参照)。
凛々子:ランダムですか。
SD:サイコロ2個を、「ころりん」で振ってください。
出目によっては何もない場合もありますが、その場合はお好みで振り直してもよいことにします。
「ころりん」とは、我々のプレイグループで使用している、IRCチャットボットである。
簡単なコマンドでサイコロを振ってくれるのだ。
凛々子:(ころころ)
ころりん:《出目は4です》
SD:OK。「ある事柄について本格的な訓練を始めた」だそうです。
どんな事柄かは好きに決めてください。
凛々子:訓練をするようなこと、ということですかね。
SD:ですかねえ。勉強と言い替えてもいいと思います。
凛々子:では、「お茶汲みの本格的な訓練をします」。
緑茶・紅茶問わずで良いですかね?
SD:いいんじゃないですかね。成功要素ネタにできそうな設定ですよね。
芽衣子:確かに。
凛々子:尊敬する人は山○のり子です!
追加設定を取得した凛々子。次は、芽衣子の番である。
芽衣子:うーんと。(ころころ)
ころりん:《出目は9です》
SD:「誰かと恋に落ちる。相手はSDが決める」
……ど、どうしろと(爆笑)
凛々子:(笑)
芽衣子:(爆笑)
凛々子:相手は、人である必要はあるのでしょうか?(笑)
芽衣子:芽衣子が恋する相手って…(笑)
SD:現状の設定の範囲だと、物理的にありえるのは上司、このあいだの電話の相手、行きつけのお店の主人くらい?
芽衣子:行きつけのお店の常連とか…
SD:じゃあ、行きつけのお店の常連にしますかねぇ。
惜しいなあ。もうちょっと、登場人物が増えてからだとやりやすいのに(笑)
困ってしまっていると、凛々子のプレイヤーから恐ろしい提案が…
凛々子:清水さんとか…
一同:(爆笑)
SD:そっちか(笑)
芽衣子:それって、凄い邪な…。
密かに妄想して同人誌とか描いてそう(笑)
凛々子:なんてヒドイ(笑)
SD:それはそれで(汗)
(ルールブックを読んでいる)どうしよう。SDに決定権渡されても困るなあ(笑)
芽衣子:(笑)
SD:行きつけの常連と清水さん、どっちがいいですかね。
凛々子:凄い二択ですね(笑)
芽衣子:……
芽衣子のプレイヤーはちょっと考えて…
芽衣子:ネタ度の高い方で! 実質一択(笑)
凛々子:さすが師匠! 尊敬します!
SD:一択か!!(笑)
わかりました。じゃあそれで。…とりあえず芽生えた。
芽衣子:ぞんざいな(笑)
凛々子:いじめが酷くなりそうな(笑)
SD(芽衣子):「あのドジっぷりに感じた違和感…これは…恋?」
芽衣子:「だめだだめだと思っても、目が自然と彼女に行ってしまうの……さあ、次のドジを私に見せて!」
SD:なるほど(笑)
凛々子:積極的に誘発ですね。
SD:なかなかよいオチがつきましたな(笑)
次回以降の成長時には、追加設定表に「前回獲得した追加設定がひどくなる」ってのがあるので、乞うご期待(笑)
一同:(笑)
芽衣子と清水さんに、とりあえず芽生えた恋?
禁断の恋なのか、はたまた勘違いなのか。 一体全体、どこへ行ってしまうんだ?
…どうにもならなくなったら、某「パイロットの恋人」ルールでも参考にするしかないかしらん…
そんな成長を終えて、また別の日。
新たなプレイヤーを二人迎えて、プレイすることになった。
芽衣子のプレイヤーは、残念ながら今回はスケジュールの関係で途中からの観戦である。
SD:今からちょっとやってみましょうか、難しくないほんの1シーン。
プレイヤーC:了解しました。キャラ設定考えながらやってみます。
SD:場面ですが、何か希望があります?
仕事時間がいいですか、休憩時間がいいですか。
会社外がいいですか? 希望があればどうぞ。
プレイヤーD:休憩時間で昼飯ゲットとか?
食堂に並びます、だけで終わりそうなんだけど。
SD:じゃ、それやってみましょうか。
M*お昼休みだ。昼ご飯をゲットしよう! 難易度15
凛々子:いいですね(笑)
SD:制限時間は、ゲーム内時間で30分です。オーバーするとお昼休みが終わっちゃいます。
1ターンゲームとします。
つまり1人1回ずつ行動して、終了時点で難易度15がゼロまで削られていれば成功です。
一同:はい。
SD:もし、終了時点で難易度15が削りきられておらず、サイコロによる成功判定にも失敗してしまった場合は…。
プレイヤーD:ひもじく午後の仕事になるわけですね(笑)
凛々子:それはダメージがデカいですね(笑)
全員分の食事を用意する必要がありますよね?
まさか中間判定だと2人分しか確保できないとか…
SD:まあいきなり全員分確保しようとするなら、その行動の難易度は15だ。
凛々子:そうですね。
SD:なんでこんなに難易度高いんだろう。
やっぱり、めちゃくちゃ混んでるのかな。
凛々子:混んでいると考えるのが自然ですよね。
SD:午前の仕事が押してしまって、列に並ぶのに出遅れたとか?
そのあたりも決めてもらっていいです。
凛々子:伝説の牡蠣フライ定食! を3人前買おうとしてる、とかですかね。
SD:順番は、プレイに慣れている凛々子さんからいきましょうか。
凛々子:はい。
SD:シチュエーションは特に決めてないので、好きに決めてもらっていいです。
凛々子の、今回の登録済み成功要素は以下の通り。
【ふわふわロング黒髪】【三白眼】【優等生の話し方】【冷静を装う】
【こだわりの熱いトーク】【背が高い】【走るのが速い】【ポージング】
【バッティング】【差し棒】
である。
SD:じゃあ凛々子さん、質問タイム。
凛々子:はーい。求めるもの…牡蠣フライ定食、は予約できますか?
SD:予約………できるなら行列してない気がする。
凛々子:食堂のシステムは券売機ですか?
SD:決めてないけどそんな気がする。都合悪かったら変えていい。
プレイヤーC:いいんじゃないですか。
プレイヤーD:券売機にしましょうか。
SD:OK。じゃそれで。
プレイヤーC:みんな券売機に並んでいる、と。
そして、牡蠣フライ定食は人気のメニューで、毎日早くに売り切れる、と。
凛々子:券売機で購入できれば、購入できることにしますか?
途中でアクシデントが起きる?
それとも券売機で購入したあと、さらに窓口までダッシュが必要とか。
プレイヤーD:上司の割り込みとか(笑)
凛々子:牡蠣が売り切れると、別のものになってしまうとか(笑)
プレイヤーC:私のリアル職場の食堂ですね(笑)
凛々子:うーん。
SD:普通に仕事が終わっていて、普通に食事をゲットする難易度は3くらいかな。
プレイヤーD:職場から食堂まで異様に遠いとか、エレベータが遅いとか。
SD:もし距離が遠いとしたら、難易度は4かな。
プレイヤーC:何か一緒に仕事をしていて遅くなってしまったとか?
SD:出だしが遅くて距離も遠いとすると難易度は5?
凛々子:じゃあ、私が券売機にダッシュして、他の2名にも並んでもらいますかね。
で、私が券を買って他の2名に渡すとか。
プレイヤーD:私が並ぶのは、定食を受け取る窓口のところ?
凛々子:そうです〜。
プレイヤーC:分業ですね。
凛々子:あるいは、食堂の人に、牡蠣を取っておいてもらうよう交渉するのも、良いかもしれませんが。
SD:食堂が遠くにあるとして、遅れて出発して券を買って、他の2名に渡す、だと難易度は7かなあ。
凛々子:では他のキャラクターに、券の受け渡し作業をお願いすれば良いんですかね。
私はダッシュして券売機で券を買うだけ。
SD:そうだね、3人いるし。じゃあ行動宣言をお願いします。
いろいろ設定が固まったので、宣言を準備してもらってる間に、イントロをやりましょうかね。
SD(ガヤ):(食堂の喧噪)ざわざわ………ざわざわ………
凛々子:(笑)
プレイヤーD:闇の食堂っぽい(笑)
この食堂の牡蠣フライ定食は、おおむね平均以下の味である他の料理とは別格の、風格ある味わいで定評がある。
期間・数量限定のこの一皿を食するために、普段は食堂で食事をしない社員まで集まってくるため、券売機前は長蛇の列だ。
しかも悪いことにこの食堂、そんな状況をよくわかっているらしく、他の料理の仕込みがいつもより「ちょっとだけ」劣悪である。
つまり他の料理を食べることは敗北を意味する………!
牡蠣アレルギーの人間お断り。ここは地獄の3丁目。
プレイヤーC:牡蠣食べたいなぁ…(笑)
プレイヤーD:すごい食堂だ。
凛々子:では、行動宣言いきます。
食堂にある食券売り場にダッシュして、3人分の「牡蠣フライ定食」券を購入します。
SD:遅れてスタート、遠いところにある食堂という設定で確定するのなら、難易度は5です。
凛々子:ここで5は削りたいですね。
いいんじゃないでしょうか。
プレイヤーD:私たち残りの二人は、後から遅れてついていきます。
SD:では、成功要素提出よろしく。
凛々子:まず【走るのが速い】ので目的地まで早く着けます。
次に【優等生の話し方】で優しい人に列を代わってもらいます。
【三白眼】【背が高い】【ポージング】により相手にプレッシャーを与えて、少しでも列を先に進めます。
あ、ついでに【差し棒】でほんのちょっとリーチが伸び、列に並ぶのが早くなります(笑)
SD:では、【走るのが速い】【優等生の話し方】【三白眼】【背が高い】【ポージング】が抽出されました。
成功です。3枚の食券を手に入れたっ………!
凛々子:わーい。
芽衣子(観戦中):すれ違いざまに食べ終わった芽衣子さん登場。
凛々子:うわ、芽衣子さん勝ち組(笑)
芽衣子(観戦中):「あら、凛々子さん。今頃?」
凛々子:「あ、芽衣子さん。もうお食事終わったのですか?」
芽衣子(観戦中):「今日のは美味しかったわねー。がんばって並びなさいよ♪」
凛々子:「むむ〜…満腹の人の言うことは残酷だわ……」
プレイヤーC:じゃぁ、次行きます。
SD:お、キャラクター出来ましたね。岡嶋君ね。
プレイヤーCさんが扮するのは、岡嶋政司。
資材部に所属する、出来る新人君だ。
高いポテンシャルを持つ上に誠実で真面目という、期待の若者である。
Aの魔法陣(第3版)・間違った社員教育 キャラクターシート | ||
---|---|---|
名 前 | 岡嶋 政司(おかじま まさし) | |
年 齢 | 23 | ![]() |
性 別 | 男 | |
血 液 型 | A型 | |
星 座 | 山羊座 | |
容 姿 | 細身。中背。サラサラの髪。 |
|
原 型 | 論理的である | |
誠実で几帳面 | ||
計画性があり社会に対する見方が厳しい | ||
慎重で堅実 | ||
肉体派・運動神経がいい | ||
設 定 |
資材部勤務。 配属されたばかりの新人。 真面目。何事もきっちりしようとしている。 先輩に言われたとおりに動こうとする。 運動部等の経験は無いが、運動神経は良い。 スポーツ関係はそつなくこなす。 お坊ちゃん育ち。 |
登録成功要素は次の通り。
【論理的である】【誠実で几帳面】【無意識に計画を立てる】【慎重で堅実】
【運動神経がいい】【細身】【中背】【サラサラの髪】【敬語】
(今回は特例で、原型にあるワードもそのまま成功要素として登録することを認めている。)
プレイヤーC:(→以後・政司)では、みんなで一緒に仕事をして、終わったあと分担して牡蠣フライを入手しに行く、ということで…
SD:ふむふむ。
政司:行動ですが、先輩に言われたとおり、定食を受け取る窓口の列に並びます。
SD:列に並ぶだけだと難易度は2かな。
政司:というか、列に並んでおけと言われたので、言われたとおりになるべく列の前に行こうとします。
SD:それで牡蠣が手に入るかわからないですが、………なるべく前のほうにいこうとすると難易度は5。
政司:仕事が終わってから、走って行きます。
SD:走ってくるなら、並び始めるのが少し有利になるから、前提変換がかかって難易度が4になります。
それでも全体の難易度からは5削れるからお得です。
政司:では、そのように行動しますね。成功要素を提出します。
【運動神経がいい】ので人混みをすり抜けられます。
【細身】なのですり抜けに有利です。
走りながら【無意識に計画を立てる】で計画を立て、食堂の構造から人の流れを推測し、一番早く列に並べるルートを考えます。
あとは…研修で習った【敬語】を駆使して道をあけてもらいます(笑)
凛々子:プレイヤーDさんのキャラクターは、私と岡嶋くんが成功したあとで食券を受け渡す係ですかね。
プレイヤーD:岡嶋くんにくっついていかないと食券受け渡せないのでは…
凛々子:そこはプレイヤーDさんのキャラクターの成功要素でなんとかお願いします〜。
SD:今、提出されているのは、【運動神経がいい】【細身】【無意識に計画を立てる】【敬語】ね?
政司:はい。
SD:全部通れば、成功するけど、抽出されないのがあると、サイコロ判定になりますね。
政司:もうちょっと考えます。うーん…
芽衣子(観戦中):笑いどころを用意するんだ!(笑)
凛々子:え、そこに?(笑)
いや、大事ですよね(笑)
プレイヤーD:大事です(笑)
凛々子:何もないところでコケてみるとか。
プレイヤーD:ドジっ子属性?
政司:いや、今求められても…(笑)
プレイヤーの能力不足です(苦笑)
凛々子:(笑)
政司:では、まだ成功要素を登録していない空欄1つに【物事の先読み】を登録して提出します。
人の流れを読んで動きます。
SD:了解。登録を認めます。
【運動神経がいい】【細身】【無意識に計画を立てる】【敬語】【物事の先読み】が抽出されました。
成功です。残り難易度5。
この間に、プレイヤーDさんのキャラクターが完成した。
SD:次はプレイヤーDさん…真帆さんだね。行ってみよう。
凛々子:がんばってください。
プレイヤーDさんのキャラクターは、月見里真帆。
資材部勤務の、正義感の強い真面目な…でも薄幸な女性だ。
メガネがチャームポイント。
Aの魔法陣(第3版)・間違った社員教育 キャラクターシート | ||
---|---|---|
名 前 | 月見里 真帆(やまなし まほ) | |
年 齢 | 27 | ![]() |
性 別 | 女 | |
血 液 型 | AB型 | |
星 座 | 蟹座 | |
容 姿 | 小さめスリム。メガネ、黒髪(さらさら)。 |
|
原 型 | 感情的だが洞察力が高い | |
潔く観察力はある | ||
ボランティア活動などに没頭する社会的良い人だが幸薄い | ||
強い適応力がある | ||
頭脳派・勉強はできる方 | ||
設 定 |
資材部勤務。資材部の良心。 正義感が強く、他人の不正を見過ごせないが、行動に移せないので態度に反映する。 薄幸。配置転換が多いが、職場の空気には一日で慣れるので苦痛ではない。 マンションを借りると必ず転勤になってしまう。 仕方ないので、遠くの実家から通勤しており、寝不足気味。 美化運動によく参加する。 だが、決まって一番キツいところの担当になり、翌日筋肉痛に悩まされる。 酔うとノリがよくなる。 |
登録成功要素は以下の通り。
【メガネ】【黒髪さらさらロング】【小さめスリム】【言葉遣いが丁寧】
【観察力がある】【洞察力が高い】【人混みを歩くのが速い】【読唇術】
【輪ゴム】【湯飲み】
(こちらも今回は特例で、原型にあるワードもそのまま成功要素として登録することを認めている。)
プレイヤーD:(→以後・真帆)食券を渡す行動だけで、M*の残りの難易度5に相当する行動になりますかね?
政司:人混みの中で食券を受け取って、人混みの中で窓口に並んでいる人に渡すのですから…
しかも、僕が列の先頭に来る前に渡さないといけない。結構、難しい行動だと思います。
SD:状況整理ね。
凛々子さんが食券を3枚買って持っていて、岡嶋君は定食を受け取る窓口の列の、前のほうに並んでる?
政司:はい。凛々子さんの所から食券を持って来て貰いたいのです。
真帆:少し遅れて食堂について、まず凛々子さんを探して食券を受け取ってから、岡嶋君を探して、人ごみ掻き分けて進んで、食券を渡す、ですね。
SD:ですね。
凛々子:あ、私に、長身という設定がありますね。見つけやすくなるかも。
SD:その設定で前提変換かかるよー。
普通にやると難易度がかなり高くなりそうだけど、その前提変換をかけて、全部で難易度5でいいや。
凛々子:おお、なるほど〜。
では真帆さん、お願いします。
真帆:【観察力はある】で凛々子さんをすばやく探し出す。
【洞察力が高い】ので、岡嶋くんの行動を推測して見つける。
【人ごみを歩くのが速い】で追いつく。
…まだ足りないかな?
SD:今のままだと提出されている成功要素は3個だから、全部通っても2個足りないね。
真帆:追加で、【小さめスリム】なので人混みを掻き分けやすいも入れます。
SD:【小さめスリム】ね。まだあるかな?
真帆:【輪ゴム】で食券を飛ばす、はアリですか?
政司:おー。
凛々子:おお。
芽衣子(観戦中):すげぇ(笑)
真帆:無事届きますかね?
政司:人の流れの切れ間を狙うんですね。(笑)
凛々子:すないぱー(笑)
芽衣子(観戦中):スコープとか欲しいな(笑)
政司:(笑)
SD:難易度がかえって上がりそうな……ある程度近寄ってから撃つなら難易度が1プラスくらいでOK。
真帆:では、【輪ゴム】で食券飛ばすのは、無しにします。…あと1かな?
SD:全部通るとしたらあと1。
できれば2個あったほうがよいかもしれませんが………難しいかな?
真帆:【読唇術】で周囲の人の行動を見抜いて先回りする、を入れます。
…なんか無理やりな気がしてきた(笑)
SD:了解………
真帆:あとは【輪ゴム】を周囲の人にぶつけて足止めします。
芽衣子(観戦中):ちょっ(笑)
SD:【観察力がある】【洞察力が高い】【人混みを歩くのが速い】【小さめスリム】が抽出されました。
【輪ゴム】は、まあぶつけたけどあんまり役に立たなかった。
真帆:うーん。【湯飲み】をぶつける方がよかっただろーか(笑)
惜しい。成功要素が、ちょっとだけ足りなかった。
もうちょっと質疑応答で設定を揉んでおけばよかったかもしれない。
SD:1個足りなかったので、サイコロの出番です。
真帆:判定値はどうなってますか?
SD:サイコロを振って、難易度の2倍、今回の場合は10以上を出せば成功。
ただし、ひとつでも出目に1が混じったら失敗です。
10以上が出ず、出目に1が混じってなかったら、中間判定になります。
サイコロを振る数は、選べます。最大で抽出された成功要素の数までですね。
振らないことにした数だけ出目に+2されます。
今回は最大4個まで振ることができますので、「サイコロ4個」、「サイコロ3個+2」、「サイコロ2個+4」または「サイコロ1個+6」の中から選んでください。
凛々子:やってみましょう。失敗しても美味しいですよ(笑)
真帆:幸薄いですしね(笑)
SD:では、まず何個サイコロを振るか決めて、ころりんで振ってください。
真帆:確率的には4個振るのがベストかな?
SD:どうかなー。1の出る確率があるからなー。
真帆:では4個で。(ころころ)
さあ、結果はいかに…!
ころりん:《出目は6、6、1、6です》
SD:あわわわ。出目に1が混じっちゃいましたね。
残念ながら失敗です。
真帆:がっくり。
政司:あらら。
凛々子:はわわわ。
政司:列に並んだけれど券が届かず?
SD:真帆さんはがんばって食券を運んだけれども、岡嶋君をを見つけられなかった………
凛々子:「私のご飯〜」
SD:そして午後の始業のチャイムが(涙)
政司:あー。
SD:でも惜しかったな。残りの出目、6が3つだったよ?
政司:凄いですね。
真帆:そこは逆にすごいと思いました。ちょっと両極端だなーと。
芽衣子(観戦中):うむ。
惜しくも、M*の難易度を削りきることができず、さらにサイコロの判定で失敗となってしまった。
真帆:「みなさん、ごめんなさいー」
政司:ころりん、両端の値が出やすい傾向とか、無いはずなんですけれどねぇ…。
凛々子:良い演出ですね。
真帆:良すぎます(笑)
政司:(笑)
真帆:見事に幸薄い属性がでたのでよしとしよう(笑)
だが、M*の達成という観点から見れば敗北だが、Aの魔法陣は「参加者全員で面白い物語を紡ぎ出す」ことが最も重要である。
参加者みんなが面白かったなら、たとえM*の達成に失敗したとしても、セッションとしては成功と言ってよいだろう。
SD:では後日談のロールプレイをお願いします。
政司:列に並んでいる間にチャイムが鳴っちゃったんですね。
凛々子:「真帆さん、落ち込まなくていいのよ?
私たちにスイーツを奢ってくれればいいんだから」(鬼)
芽衣子(観戦中):(笑)
真帆:「凛々子さん、今日、スーパーでケーキが特売だって」
凛々子:「それでいいわよ?」
真帆:「じゃ、終業後に買いに行きましょ?」
凛々子:「岡嶋君も一緒にね」
政司:「はっ、はい」
まだ先輩と話すのは緊張してます。
職場へ戻る一行。そして。
凛々子:で…私たちはオフィスに戻ってきた、んですよね?
昼ご飯ハズレで(笑)
芽衣子(観戦中):オフィスに戻ってきたところへ、すだめさん曰く。
「サンプルケースの牡蠣フライ定食の札を倒しておくとか…」
凛々子:「策士だわ……見習わないと」
真帆:「その手がありましたね………」
芽衣子(観戦中):「汚染の噂を広めて、風評被害を与えるとか…」
凛々子:「策士だわ……見習わないと」おいおい。
真帆:(小声で)「芽衣子さん、恐ろしい娘……」
芽衣子(観戦中):「なんだか、好きな子に悪い虫が付かないようにする方策みたいね」(笑)
凛々子:「ご経験がおありですか?」
芽衣子(観戦中):すだめさんは虚空を見つめてニヤニヤしています(笑)
凛々子:(小声で)「岡嶋君、気をつけるのよ」
芽衣子(観戦中):すだめさんは妄想癖がある腐女子なので、気が付くと同人誌のネタになっているかもしれません(笑)
気を付けよう。
凛々子:怖(笑)
政司:(笑)
芽衣子(観戦中):目下、同じフロアの後輩の清水さんがターゲット(笑)
真帆:(笑)
凛々子:そうでしたね(笑)
真帆:「気を抜くとネタにされるわよ」
凛々子:「ネタにされたら最後よ」
政司:「えっと…どういうことですか?」
きょとん。
真帆:これがすだめさんに聞こえてる、が理想的展開な気が(笑)
凛々子:こちらでごにょごにょ言っている後ろで熱心にメモを取るすだめさん?
…地獄絵図ですね(笑)
真帆:だがそれがいい(笑)
芽衣子(観戦中):(こ、この純真さが堕ちていく瞬間が見たい…っ。
けどこのままを壊すのも惜しいっ…ああ、どうすればいいの!?)
いやすぐる(笑)
凛々子:リアル(笑)
政司:(笑)
真帆:うまいなぁ(笑)
凛々子:「(この顔はろくでもないことを考えている顔ですね〜)」
真帆:ここでロールは終わり?
凛々子:こんなところですかね。
SD:うむうむ。なかなか楽しいエピローグになりましたね。
ではこんなところで。お疲れさまでした!
惜しくも昼ご飯を食べ損ねた三人。
中間判定なら、牡蠣フライ定食じゃなくても何か食べられることにしたのだが…惜しかった。
最初にお題を決めた時点では、各人が三々五々何か食事を入手したり、持ってきていることにしたりするような穏やかな展開を予想していた。
まさかこんな展開になるとは思ってもみなかったのである。ううむ。Aの魔法陣、面白いなあ。
次回は、キャラクター成長でまたまたとんでもないことが…!?