Aの魔法陣・間違った社員教育リプレイ
第21話
ヤマナシの風邪・君は真帆の涙を見る
前回から、また半年ぶりのセッションである。
今回は、いつもは凛々子を担当しているプレイヤーさんがSDだ。
SD(凛々子のプレイヤー):みぃ。
前回SD(志真のプレイヤー):こんばんわ〜。
早瀬のプレイヤー:ひ〜っ、10分前か〜! 到着時間が予想以上にぎりぎりになってしまいました。
SD:お帰りなさいませ!
まず、ネタを決めたいと思います。今、候補としては2つ考えてまして、
1.オーロラからの初日の出を見に北極圏へ行く。
2.模型(ガ○プラまたは戦車)づくり。風邪を引いてしまった真帆さんの代わりに、コンテストに参加するための模型を完成させよう!
そのほか有りましたら検討しますヨ。あと、模型作りの場合は、ガ○プラか戦車かの希望も。
1年前に戦車を乗り回す女の子のアニメが大流行して、今まさにガ○プラでバトルするアニメが絶賛放送中の時期なのである。
そういえば前回も戦車戦って希望が出ていたなあ…
前回SD:北極圏旅行は、参考資料が「水曜ど○でしょう」の北極圏旅行の記憶しかないんだけど、それで大丈夫なら(笑)
早瀬のプレイヤー:オーロラは、ただの雪中行軍か、斜め上に宇宙編突入の予感がして…(笑)
SD:♪どうせ生かして還さぬつもり〜♪
早瀬のプレイヤー(志真):「こんなこともあろうかと、北遠野重工が総力の限りを尽くして3日で完成させた○征3号で宇宙に…」
早瀬のプレイヤー(早瀬):「乗らないよっ! 今度は乗らないよっ!」
SD:嫌な予感しかしない(笑)
早瀬のプレイヤー:模型製作の方は、ガ○プラならガ○プラで、「ガ○ダムを知らない人」のロールプレイで済まないかなあ、と脳内模索中。
早瀬のプレイヤー:今放送してるアニメの世界観を持ってくるなら、そっちの予習が必要になる?
SD:今回は製作までにしようと思いますので、普通の模型コンテスト、という体裁で行きますヨ。ですので、戦車でもガ○プラでもOKです。
戦車にしますか?
早瀬のプレイヤー:ん〜、折角アニメのおかげでガ○プラ方面が盛り上がっているので、そこを拾わないのは勿体ないというネタ師的視点はあるんですよ。ただ、予備知識は無いので…
SD:ではガ○プラにしましょう! 出たとこ勝負で!
早瀬のプレイヤー:コンシューマーゲームで対戦会したときも、「モビ○スーツ(人型ロボット)の生産そっちのけでペガ○ス級戦艦(お船)を作り続けた」とか「フ○イマンタ(飛行機)量産して数押し」とか…いったいどこのル○ム戦役だと…
SD:(笑)
早瀬のプレイヤー:とまあ、「ガ○プラは自由な発想で(後略)」的、斜め上なことになりそうな気はします。
知らない人のために捕捉しておくと、ル○ム戦役というのは、ガ○ダムの一番最初の物語が始まる前にあったとされる大規模戦闘で、まだ戦闘用人型ロボットが登場して間もなくだったので、お船や飛行機がとても多かったのね。…
…予備知識がないなんてご謙遜。それだけ分かってりゃ十分ですよ(笑)
前回SD:キャラクターについてですが、前回を受けて成長させますか? それともそのままやりましょうか。前回M*2つクリアしてるので、成功要素2個ぶん成長できますけどどうしましょう。
SD:今回、あまりセッション前の時間が無いので、成長は次回にしましょう。
前回SD:了解です。…キャラどうしよう、誰で行く?
早瀬のプレイヤー:では聞こう。
細かい作業に向いていない亜里紗さんと、細かい作業に向いていない早瀬さん、どっちがいい?
…だめじゃん…
SD:ガ○プラは心で作る物ですよ!
前回SD:ええと、私は志真さんでいいのかなあ?(笑)
私が志真でなく、早瀬か亜里紗残ったほうをやるという手もあるんですが。
早瀬のプレイヤー:なら亜里紗を渡します。…とはいっても、亜里紗と早瀬で進行するの!?
前回SD:志真さんでお大尽アタックしたほうが楽かなーぁ?
早瀬のプレイヤー:1円玉を大量に溶かしてアルミパーツを?(良い子の皆さんは決して真似しないでください)
前回SD:うーん。…さいころで決めよう。偶数なら志真さん、奇数なら亜里紗。
たーーー!(ころころ)
読者の皆様はお忘れかもしれないが、チャットルームにはサイコロ判定用のIRCチャットボット「ころりん」を常駐させてあるのだ。
ころりん:《出目は9です》
前回SD:亜里紗で。
早瀬のプレイヤー:ついに来た作成者本人。では私は早瀬で。
前回SD:(→以後・亜里紗)まあやってみましょう。
失敗したらしたときのこと。真帆さんのプラモだし……真帆さんが灰になるかもしれないけど(笑)
SD:(笑)
早瀬:某自宅警○隊の「クリスマス反攻作戦で心を折られた隊員」を思い出した。パーツが折れると心も折れる的な。
早瀬(真帆):「最後のB−33が折れたら、私の命も…」
早瀬:「ただの風邪でまた大仰な」
早瀬、亜里紗の二人でお題に挑むことになった。
Aの魔法陣(第4版)・間違った社員教育 キャラクターシート | ||
---|---|---|
名 前 | 清水 亜里紗(しみず ありさ) | |
年 齢 | 2○歳? | ![]() |
性 別 | 女性 | |
血 液 型 | B型 | |
星 座 | いて座 | |
容 姿 | 視力良好、メガネ要らず。 ちょっと短めのおかっぱ。 |
|
原 型 | 感情的だが洞察力が高い | |
自然体というかだらしないが発想力がある | ||
明るく、チャーミングな雰囲気でユーモアがある | ||
失敗することがあってもあまり気にしない | ||
頭脳派・知的な専門分野に打ち込んでいる(脳トレ) | ||
設 定 |
資材部のマスコット。 天真爛漫、元気と朗らかさが取り柄である。 天然ボケ。悪気なしのドジっ子。機械オンチ。 「はわわ」、「はうー」が口癖。 交友関係が広く、職場の事情通。 「私とめーこさんは将来を誓い合うであろう仲なのですよー」 |
|
成功要素 |
【素直(11)】 【子供っぽい所作(12)】 【職場のファン(13)】 【社内の事情通(14)】 【マスコット(11)】(「社会人ゲーム」) 【元気な(12)】(「社会人ゲーム」) 【天真爛漫(13)】(「社会人ゲーム」) 【そそっかしい(14)】(「社会人ゲーム」) 【コンピューターゲーム(15)】(「社会人ゲーム」) |
Aの魔法陣(第4版)・間違った社員教育 キャラクターシート | ||
---|---|---|
名 前 | 大河 早瀬(おおかわ はやせ) | |
年 齢 | ? | ![]() |
性 別 | 女性 | |
血 液 型 | O型 | |
星 座 | 蟹座 | |
容 姿 | ショートカットのお姉さん。 |
|
原 型 | コミュニケーション能力が高い | |
自己中心的で現実的である | ||
花や動物に深い愛情を注ぎ、詩的で感受性が鋭いが、好き嫌いが激しい | ||
感受性豊かで直感的に物事を判断する | ||
肉体派・スポーツが得意 | ||
設 定 |
どーってことのない私立高校の、どーってことのない保健体育教師。 スポーツ万能で、特に古武術二刀流では師範クラスの腕を持つ。剣道部顧問だが、部の運営は学生に丸投げ気味。 幼なじみの真帆つながりで、資材部人脈に顔を出してくる。 |
|
成功要素 |
【保健体育教師(11)】 【変化に対応する反射神経(12)】 【一瞬の動きを読み取る眼の力(13)】 【一瞬でツッコむための良く通る声(14)】(第17話から) 【武闘家(11)】(「社会人ゲーム」) 【ショートカット(12)】(「社会人ゲーム」) 【現実家(13)】(「社会人ゲーム」) 【片づけができない(14)】(「社会人ゲーム」) 【古武術(15)】(「社会人ゲーム」) |
…確かに、こんなペアで大丈夫か?
そしてSDからご相談が。
SD:難易度の設定で悩んでます。1ターンゲームだと、難易度はどんなものでしょう?
亜里紗:公式サプリメント「学園ゲーム」の最後の2ページがいい参考になりますね。
やさしい(10+今までにクリアしたM*)×人数×係数
ふつう(15+今までにクリアしたM*)×人数×係数
難しい(20+今までにクリアしたM*)×人数×係数
「今までにクリアしたM*」は、キャラクターがどれだけ初期状態から成長してるか(成功要素のパワーの最大値がいくつになっているか)を考慮するためのものだから、うちの場合は2〜3くらいとしてカウントすればいいかな?
SD:2.5くらいですかね。
亜里紗:係数のとこは、係数1なら、自己紹介とか軽いジャブな扱い(極端な話、成功要素提出1回でよい)のシーン、係数2〜3にするとヘビーな内容のシーンになるみたい。うちの場合、1ターンで成功要素を2回提出すること、前提変換やRPボーナスで倍率がある程度かかって抽出される場合があることとも考えると、係数2が平均的設定かな。
SD:そうですね。りょーかいです。
もろもろ準備が整って、いよいよ開始である。
話は1ヶ月ほど前に遡る。
「今度大きなガ○プラコンテストに出展するの! どんなジ○作ろうかなあ、楽しみね」
会社でパンフレットを見せながら、上機嫌で雑談する真帆さん。
それを微笑ましく見守る面々、いい話で終わるはずだったのだが…
現在、大会1週間前。
「ゴホゴホ、ヒドイ風邪引いちゃって…模型は設計図を引いて、途中まで完成させたんだけど、…ああ、コンテスト出たかったなぁ…」
ぱたり。
真帆さんのために、みんなで模型を好き勝手に作る、もとい完成させてあげよう!
早瀬:「真帆! 死んじゃいやだ! 死なないで! あと、そこで百合台詞を期待して障子細く開けてるすだめさんは障子閉めて!」
というか、真帆の部屋の入り口は障子でいいのかとまずそこから突っ込みどころで…
すだめさん、とは、そう呼ばれるのはあまり好きではない須田芽衣子嬢のことである。
百合…というより、百合を含む、いろいろな、妄想を刺激するものを観察することを好む。
亜里紗:○ムとはまた、…いっぱい種類があるね。
ジ○である。○ムである。伏字の都ご…大事なことなので2回言いました。
ジ○と言えば、ガ○ダム界でもっとも有名な主人公サイドやられ役のひとつ、もとい量産型ロボットのひとつである。
特別でない一兵卒視点なキャラクター付けが相まって、渋い魅力を持っている。
一番最初の作品の放送当時は1種類しかなかったのに、模型人気と度重なる続編製作も味方して、今ではものすごく多くのバリエーションデザインが存在するのだ。
SD:真帆さんの設計図にあったジ○はこれ(URLを示す)。ジ○スナイパーカスタム、ですね。
亜里紗:あ、懐かしい方だ。
SD:昔のキットはあります。とても古いです。
亜里紗:ぶふっ。
SD:一方、ジ○スナイパーⅡは新しいキットが出てます。
残された設計図から察するに、真帆さんはこんな感じの改造(ミキシングビルドで大改造した作例ブログのURLを示す)をしたかったのだと思われます。
ガ○プラも気がつけば歴史が長い。現時点で30年以上の月日が経過している。
今回のお題になっているロボットのプラモデルは1983年頃に開発されたもの(ウェブサイトだと架空の設定はやたら詳しく調べられるのに実時間での正確な時期がわからなかったよ…)で、相当古く、最近設計されたものに比べるとプロポーションや関節のつくりなどが見劣りする。
対して、「新しいキットが発売されている」とSDが言ったモデルは、名前のよく似たベツモノデザインのロボットである。
ミキシングビルドとは、複数のキットを組み合わせて改造し、ニコイチ・サンコイチして完成させることを言う。
SD:我はこれよりSDとしてM*より始まるゲームの目的を記述する。
M*真帆さんの意志を継ぎ、1週間後のガ○プラコンテストまでにジ○スナイパーカスタムを完成させよう! 難易度70
SD:早瀬さんは真帆さんと一緒に住んでるから良いとして、亜里紗さんはお見舞いですかね。
亜里紗:うちに飼うことになった猫と一緒に行きます。
「いいですかー、クロヨシ。お見舞いですよ? 静かにしてないとだめですからね?」
亜里紗(猫):「にゃっ」
亜里紗:それを尾行するすだめさん。
早瀬:一番代役になりそうな気がするのにやらないのがまたすだめさん。
SD:(笑)
芽衣子はオタクでもあるので、本人自身、今回のお題に関する知識に造詣深い可能性もあるし、交友関係にも期待できる。
…のに今回の挑戦者ではない(笑)
SD(真帆):「いつも済まないわね〜」
早瀬:「それは言わない約束…そんな約束した覚えはないな〜」
SD(真帆):「も〜、ノリがわるいんだから。ゴホゴホ」
早瀬:「そのノリで行くと、真帆は借金のカタに遊郭に売られていくのよ?」
亜里紗:「真帆さん…早瀬さんのせいで…(ほろり)」
早瀬:「『借金のカタに、このガ○プラは頂いていこう』」
SD(真帆):「はう」
早瀬:「『ボ○クスの貸しスペースで売れば高く』…売れるの?」
亜里紗:「あ、お台所借りますねー(すたすた)」(と、買ってきたレトルト粥を鍋に)
知らない人に説明すると…個人の売り主向けにガラスショーケースを1箱単位で貸してくれるホビーショップがあるのだ。そこで売られているものは、不要品、プレミアのついた収集物、個人の製作物など様々である。販売はホビーショップで代行する形なのか…な?(買ったことないなあ)
SD(真帆):「ま、それはともかくとして。
残念だけど、今回は大会参加諦めるしか無いわね……
あそこまで作ったんだけどね〜…(チラッと模型を見る)
設計図もあるんだけどな〜。 あともうちょっとなのよね(チラッともう一度)」
亜里紗:「なんだ、真帆さん、水くさいなあ。ひとこと私たちに言ってくれればいいんですよお」
SD(真帆):「亜里紗さん、ありがとう。あなただけが頼りだわ(涙)」
亜里紗:…と言いながら、よたよたと、粥の乗ったお盆を実におぼつかない足取りで運んでおります。
SD(真帆):「ちょっ、危なっ」
早瀬:「そのお盆貸しなさいっ!」
亜里紗:(早瀬にお盆を奪われる)
早瀬:「ふう、危ない。…もう仕方ないなあ。(後ろのすだめさんに向かって)一回だけだからね!(真帆の方に向き直って)はい、あ〜ん☆」
SD(真帆):「あ〜ん、って何させるのよ……」
早瀬:おかゆの入ったスプーンが目の前に出ているだけです。既に怪しいですが、それ以上に怪しい何かではありません。
早瀬:「これを亜里沙に任せたら、こぼされるような気がして仕方が無くて…」
亜里紗:「あ、それこのソースをかけるともっとおいしく…」とマンゴーソースをかけようとするので、急いで口に押し込んでください。
早瀬:マンゴーソースは自分ではむっとして、おかゆは真帆にはむっとさせる。
亜里紗:(大笑)
早瀬:ここシャッターチャンスだからねすだめさん!
SD:(いろんな意味で)美味しい絵ですね(笑) 実にあざとい。
大混乱になってしまったので閑話休題。
亜里紗:「それで、頼みごとは『積み荷を燃やして』…じゃなかった。あれ? なんだっけ」
SD:なにか聞こえた(笑)
亜里紗:「とにかく、売るのでも燃やすのでも、真帆さんの頼みとあらば、何でも任されますよ〜」
早瀬:「セーブデータも消去するのよね?」
SD(真帆):(……ああ、頼む人を間違えたかも)
「改めてお願いするわ。(ゴホゴホ)
模型部屋にあるプラモ、好きに使って良いから、何とか私のジ○スナイパーカスタム、完成させて!(ゴホゴホ)」
亜里紗:「えーと、じゃあ、あの外に見える木の、今にも落ちそうな葉っぱが落ちる前に、そのジャングルジム?を完成させればいいんですね?」
SD(真帆):「え? あ〜と うん、まぁそうね。大体あってる」
早瀬:難易度上がってる上がってる(笑)
亜里紗:「わかりました! 任せてください!(と接着剤を手に表に出ようとする)」
SD(真帆):「……任せたわよ、早瀬」(ぱたり)
早瀬:「ま、そういうことだから、そのプラモデルのことは諦めて、ゆっくり休むことね」
SD:ゲーム終了(笑)
亜里紗:(特に誰も止めないなら葉っぱに接着剤をつけておきます、というところでボケ締め)
SD:なるほど(笑)
かくして作りかけのジャングルジム…ではなかった、ジ○スナイパーカスタムの運命は、2人の手にゆだねられたのであった…
SD:では作戦フェイズに入ります。質問や、今のうちに状況設定を補足したいことなどあればどうぞ。
早瀬:部屋の外に出た後で、RGM−79SCの箱(お題のプラモデルの箱)をまじまじと見つめる早瀬さん。
亜里紗:30年ほど前のプラモデルでござるよ。再販(再生産して販売すること)モノだったら、箱は綺麗かもしれないけど。
SD:成形色は緑一色ですね。プロポーションは悪くないですが、関節の可動範囲とかが厳しいですね。
輪ゴムスナイパーの真帆さんには(スナイパーつながりで)何か感じるところがあったと思われます。
成形色、とは、プラモデルを構成するプラスチックの地色のこと。それが1色だけの緑色(麻雀の役ではないですよ)…ということは、完成するには塗装する必要があるということ。また、関節の可動範囲が狭いと、動かして遊…いや、飾るときのポーズが限られてしまう。
早瀬:…現時点での完成状況は?
SD:半分って所ですネ。ボディは完成してますが、手足と頭はまだです。
亜里紗:了解です〜。設計図はどの程度の情報が書いてありますか?
SD:デッサン図みたいな感じです。形状を作るときの参考にするためのもののようですね。ただ、寸法は割と正確です。
亜里紗:なるほど。
SD:スナイパーライフルの部分に、《とても大事!》と書いて有ります…
亜里紗:(爆笑)
早瀬:フラグに見えます〜(笑)
SD:真帆さんは、基本的にはデッサン通りに作って欲しいのだと思いますが、「格好良ければ、良し」的なノリのわかる部分もあると思います。
亜里紗:「では隣の部屋を失礼して、よっこいしょっと」
隣の部屋に、完成している模型とか、あるいは完成品玩具はどのくらいあります?
SD:完成している模型が10体ほど飾ってあります。
亜里紗:なるほど。
SD:未完成・半完成はその10倍程度ですかね(笑)
亜里紗:半完成もあるのねー。
SD:はい。
亜里紗:完成品の内容って決まってます?
…まあぶっちゃけ、流用を企むのがまずは自然だと思うんですが。
「好きに使っていい」って言われたしー?
早瀬:そうなのか。
亜里紗:この二人に任せた不幸を呪うがいい。
SD:終わった、このプラモ終わった(笑)
というところから、質疑を交えつつ作戦会議スタート。だが会議は意外な方向へ…?
亜里紗:2人の特徴を生かして戦うとすると、早瀬さんは調達ないし大道具的な力仕事、亜里紗は周辺巻き込みおねだり系?
早瀬:ですよね〜。
亜里紗:なので、それがやりやすい初期状況に確定した方がいいような気がしています。
早瀬:買出しに行って帰る途中に「黙ってその『フィールドグリーンFS34097』を出しな」と囲まれるとか(笑)
『フィールドグリーンFS34097』は塗料の色の名前と商品型番ね。
亜里紗:まったく逆の発想もありますね。つまり、…真帆を突然全快させる。
…なあに、1週間動ければいいのですよ(邪笑)
SD:(爆笑)予想外!
早瀬:出口理津子さんを全快以上にさせた、あれですねっ!
…凛々子さ〜ん!
でも流石に真帆さんに凛々子スペシャルなお薬を使うのは、(真帆の)プレイヤーに怒られそうだ…
SD:そうですね(笑)
早瀬:とはいえ、看病に手は尽くしましょう。その間に、真帆の部屋の家捜しをするという作戦もありますね…ちょっと真帆さんに部屋を移って頂いてですね、その間に勝手知ったる(?)早瀬さんが真帆さんの部屋を隅から隅まで…
SD:病人になんてことを(笑)
早瀬:多分本人も忘れるくらいの秘蔵のパーツとか出てくるでしょう。
こんな調子で、あーでもないこーでもないと議論するが、決め手に欠き、会議は難航する。
亜里紗:うーん。うちの会社に、真帆さん以外にこの関連に詳しい人はいるのかな。
早瀬:コミケ前に資材部のコピー機がフル稼働する世界観を借りるのであれば、詳しい人はいそうな気はします。
SD:隠れモデラーは居そうですね。
早瀬:あと、お世話になった不動産屋のおばあさんが確実(笑)
亜里紗:あーそうだ。そうだった。
SD:よく覚えて頂いてました(笑)
早瀬:そこまで計算されていたのか! さすがは当時の担当SD。
亜里紗:了解しました。
早瀬:ということはだ、病人と老人の面倒を見ればなぜかプラモデルか完成するという謎な展開に。
おお、よく思い出したね。
早瀬:で、第4話を見ると、不動産屋のおばあさんに面識があるのは早瀬の方で、亜里紗はない。
SD:はい。
亜里紗:なるほど。そうすると、作戦としては、早瀬が不動産屋のおばあさんに依頼して、必要な材料を調達して届ける感じですかネ。
SD:なるほど、良さそうですね。
早瀬:そうですね。おばあさんに対する面識があるのと、声が大きいのが役に立ちそうです。
亜里紗:亜里紗がこの状況で役立つにはどうしたもんか。
早瀬:真帆さんの看病を担当してもらうのも考えましたが…これが真帆さんじゃなくて男だったらあっという間に回復しそうなんですけどね〜
亜里紗:「【そそっかしい(14)】から結局すだめさんが手伝ってくれる」っていうのを考えてはいたんだけどネ。ちょっと弱い。
早瀬:【社内の事情通(14)】を使えば、いざとなったら光造形やらなんやらでパーツを作れそうな気もしますが(笑)北遠野重工なら。
亜里紗:「設計図に、実は普通に作るには難しいところがあって、それを社内の工作部隊に投げちゃう」っていうのは一つありえるかなあ。
早瀬:元の図面があやふやなのが気になるところですが…
職場のファンを使えば、その当たりまで汲んでくれる人がでてくるかなあ。
亜里紗:ん? 完成度は問われてないから、私たちが「完成」といえば「完成」だよ?(外道)
SD:BADエンディングでは、真帆さんの表情が曇ります(苦笑)
亜里紗:そうだ、隣のお兄さんに《とても大事!》なところを頼みにいこうか。
SD:隣のお兄さん、真帆さんのいい人でしたっけ。
亜里紗:ですね。モデラーじゃなかった?
SD:はい……そうでしたね。つくづく幸薄い(笑)
早瀬:なら、その設定拾うか(笑)
亜里紗:二人とも同じコンテストにエントリーしてたらまずいかも。そこのところ、大丈夫ってことにしていいかしら。
SD:いいですよ。
亜里紗:じゃあ、私はお隣との交渉をやりますかねぇ。
早瀬:お隣のお兄さん…目移りしないよね?(笑)
亜里紗:確認です。お隣さんとおばあさん、両方に分担して頼む? それとも片方だけ?
早瀬:分担してもらって、年の差○○歳の超絶(?)コラボを見てみたい気分なのです。
亜里紗:なるほど。では、亜里紗は設計図の原本を頂戴しますね。コピーを2枚取ります。SD、いいですかね。
早瀬:は〜い。
亜里紗:じゃ我々の作戦はこんなで。
不動産屋のおばあさんとお隣さんに製作を依頼します。
おばあさんもお隣さんも真帆さんに好意があるので、確度が高いと考えます。
予定としては、おばあさんに主要部分を依頼、早瀬さんはその製作サポート(必要材料とか調達)、お兄さんにはライフル部分を依頼、亜里紗は仕上がりと真帆さんの要望のフィードバック連絡を担当するとかどうでしょうか。
早瀬:早瀬が不動産屋に走って、亜里紗が屋根伝いにお隣のベランダに忍び込む?
亜里紗:亜里紗はそんなことしたら間違いなくベランダから落ちるのでもっと正攻法でいきます。
【そそっかしい(14)】ので部品探しとかも危ないしね(笑)
いちおう交渉のための提出成功要素も考えてある。
早瀬:わかりました。ではそれで行きましょう。
SD:亜里紗はお隣さんと行き来、早瀬はおばあさんとの行き来&調達、ですかね。
作戦がやっと固まった。
当初成功のビジョンがまったく見えなかった2人のコンビにも関わらず、実に堅実な作戦である!
亜里紗:では、作戦評価よろしくお願いいたします。
SD:はーい。ではまず前提変換の判定ですね。
早瀬:ですね。
SD:依頼先に丸投げで無く、きちんとフィードバックが入ってますので、難易度×0.7で、難易度49ですね!
亜里紗:やったー!
早瀬:ふう、やはりその要素は出てきますよね…
SD:では、今回の作戦の前提に合致した成功要素の提出をお願いします〜。どちらからでも良いですよ〜。
早瀬:「私はプラモデルとかよく分からないけど、でも、やっぱり大会とかで出られなくなったら、悔しいと思うのよ!」
という感じでおばあさんを説得します。
SD:早瀬さん、高校教師じゃ無くてスパイみたいな(笑)
早瀬:妙に体育会系。で、【一瞬の動きを読み取る眼の力(13)】おばあさんの声が小さいので、表情なども読みます、ということで。
実はおばあさん、耳が遠い設定がなくて、声設定を使えなかったのがちょっとした誤算でした。
亜里紗:じゃあこちらは…
(どんどん、と隣の戸を叩き)「夜分遅くにすみません」
「真帆さんがかくかくしかじかで熱に咳に頭痛にもう大変なんですー」
「でもどうしても! 大会に出たいって…本当に悔しそうなんですー」
「作っていただけませんか」
(設計図のコピーを見せながら)「この、《とても大事!》って部分だけでいいんです! ほかのところは、なんとかしますので…」
「もし引き受けていただけるなら、真帆さん直筆の、この設計図の原本をお渡しするのですー」
…と【天真爛漫(13)】を出します。
ここでロールプレイしても、ロールプレイボーナスは掛からないんだよなあ(苦笑)
SD:そうなんですよね(笑) ボーナスを差し上げたいところですが。
亜里紗:ちょっと損だけど、ルールなのでしかたない。しかし【天真爛漫(13)】をこの作戦の流れで通すためには必要なロールです(笑)
SD:【一瞬の動きを読み取る眼の力(13)】、【天真爛漫(13)】。OKです〜。
亜里紗は、天真爛漫といいつつ天然の人たらしですね(笑)
早瀬:まあそういうことだ(笑)
亜里紗:閻魔帳が作れちゃうような人ですから…
早瀬:難易度ですが、49−26=23ですか。
亜里紗:お。結構減りました! もっと残っちゃうかと思ったけど。
SD:あと23、余裕ですね! ではまずおばあさんのほうは…
SD(不動産屋のオババ):「おお〜、あの幸薄そうなモデラーの子じゃな」
早瀬:「幸は薄いけどやる気はあるんですよ!」
なんか早瀬さんが松○修造に見えてきた。
SD(不動産屋のオババ):「わかっとるわかっとる、いい目をしておったからの〜。
よし、まかせんしゃい!」
早瀬:妙にいいシーンができあがりました。
SD:で、一方、お隣さんですが…キャラクター設定……まだ無いですよね?(笑)
亜里紗:ないですねー。作っちゃっていいんじゃないでしょうかネ?
早瀬:近くに警察がいたら誤解されそうだ(笑)
SD:たぶんイ○リ・セイ君(ガ○プラアニメの主人公)みたいな、好青年だけど、(優先度的に)恋よりガ○プラという人だと思われます(笑)
亜里紗:「よろしくお願いいたしますのですー」
あ、でも真帆さんに直接会わせる気はなかったり。とりあえず真帆さんは奥の部屋に運び込んで厳重に戸締りを…
早瀬:そんなに会わせる気が無いのか(笑)
SD:(笑)
亜里紗:「(風邪が)うつったら大変」という大義名分が。
早瀬(貧乏モデラー):「プラモ熱なら私がうつしたんです!」
早瀬:「引っ越す前からかかってたよ〜?」
SD:(笑)
こうして二人は強力な助っ人を籠絡…獲得した!
ロールプレイフェイズを前にして、早瀬のプレイヤーから提案。
早瀬:…モデラーのお兄さんに名前、欲しくないですか?
SD:欲しいですね。
亜里紗:プ○モ狂四郎が「京○四郎」だし、「○○五郎」とかどうかな。
そういう古の模型漫画があるのだ。「バーチャルリアリティ」「CGゲーム」の概念すら認知されていなかった時代に、プラモデルでシミュレーションバトルする世界を描き切ったエポックメイキングな作品である。あ、ちなみにジ○スナイパーカスタム、この漫画の中にも当時の最新作プラモデルとして登場する。そのくらい昔の漫画。
早瀬:井の頭…
亜里紗:ああ、ゴローさんこんなところに(笑)
早瀬:場末のおもちゃ屋さんからレアなパーツを漁ってくるんですね。
待て落ち着け、それは「孤独のグ○メ」だ。
亜里紗:井の頭に近い地名でどうかな。
早瀬:井の頭に近い地名ということであれば、(知人の居住地をとって)西荻窪五郎にしておきます?(笑)
亜里紗:ではそれで!(笑)
SD:渋い(笑) 岡嶋君といい、うちの男性陣は渋いですね(笑)
早瀬:「西」いらんだろうと突っ込まれそうな気もしますが、北遠野ってのもあるし!
吉祥寺五郎だとちょっと軽い感じがして、三鷹五郎だと「見たか!」とネタにされそうで…
というわけで、西荻窪五郎さんが誕生した!
SD:はい、それでは、ロールプレイフェイズに移りますね!
亜里紗:はいはい。
SD:二人とも模型製作を快く引き受けてくれました。
でも、それぞれちょっと問題があるようです。
まずはおばあさんのほうですが…
SD(不動産屋のオババ):「この設計図じゃが、細かいところがよく見えんの〜。足回りはシャーマンのを流用しても良いのかの?
早ちゃん、ちょっと聞いてきてくれんかの?」
早瀬:(笑)
亜里紗:シャーマン?(笑)
SD:次、お兄さんのほう。
SD(五郎):「このとても大事なスナイパーライフルを完成させるには、どうしてもクリアーパーツとエッチングパーツとチタン削り出しの部品が必要なんです……でも今すぐに用意できなくて困ってるんです…」
亜里紗:ぶふっ。そっちに話を振りましたか(笑)
早瀬:チタン削り出し…貧乏モデラーにとっては娘の薬代並みに高価な話ですね(笑)
SD:…と言うわけで、お二人の問題を華麗なロールプレイで解決して頂ければ!(笑)
早瀬:まずい、ボケるネタは思いつくけどここでボケたら失敗する(笑)
まずは早瀬が真帆に詳細を聞きに行く。
早瀬:「真帆〜、この辺よく見えないからキングシャーマンのを使いたいって言ってたよ〜」
SD(真帆):「え? キングタイガーなの、スーパーシャーマンなの、どっちなのよ?
……じゃなくて〜 どうしてガ○プラ作ってるのに戦車模型がでてくるのよ〜」
早瀬:「いや、確かシャーマンキ○グ…ちょっと聞いてくる!」(しゅたたたた)
SD:どっちも違った(笑)
亜里紗も、モデラー・五郎に質問。
亜里紗:「えーっと、わたしは全然こういうの詳しくないんですけど、どういうものか、写真とか、細かい図とか、カタログとか、何かありますかぁ?」
SD(五郎):「そうですね、図面ならすぐ描けますよ」
早瀬:描けるんだ!
SD:おもむろにミカン箱に方眼紙を敷いて、書き出します。
SD(五郎):「(さらさら)これで如何でしょう?」
SD:三面図を亜里紗に渡します。
亜里紗:大丈夫…かな? 亜里紗は、どうせ検図技能なんてもっていないだろう(笑)
SD:縮尺が滅茶苦茶になったりして(笑)
亜里紗:「では、ちょっと探してきますですー!
(真帆さん知ってるかなあ?)」
真帆宅に帰宅する亜里紗。
亜里紗:亜里紗はいちおう、基本的には真帆さんの世話をしています。猫は真帆さんの部屋に置きます。もし何かあれば猫に異変が。
「えーっと、早瀬さんの質問のあとで立て続けで悪いんだけど真帆さんー…
砂袋? のところ作るのに、こんな部品がほしいそう…いや、ほしいんですけど、こういうの、ありませんかあ」
SD(真帆):「砂袋? すな…… ああ、スナイパーライフルのことね。
チタン削り出し……五郎さんったらもう〜(ちょっと嬉しそう)」
亜里紗:あ、(手伝いを頼んだって)バレてた。
早瀬:いい雰囲気だ。
亜里紗:たぶん図面に記名が(笑)
早瀬:図面で通じるこの気持ち。うんうん。
SD(真帆):「金属加工だったら、会社の試作部かしらね〜」
亜里紗:「じゃあ電話するね!」(超ナチュラルに)
早瀬:(笑)
SD:さらっと(笑)
亜里紗:「(メモを見ながら)えーとお、試作部のひとでー、最近お仕事少なくなってる人でー…」
早瀬:その情報怖い(笑)
亜里紗:(電話をかけて)「もしもし、こんにちわー! おひさしぶりでーす…えへへ。…今日じゅうに急いで作らないといけないものがあるんですけどぉ、なんとかなったりしますかー?」
SD:ああ、なんか大学時代に既視感が(笑)
SD(試作部):「おお、亜里紗ちゃんかい? ひさしぶりだねえ」
亜里紗:「えへへー。どうもですー」
SD(試作部):「今日中かぁ、厳しいな。まぁとりあえず図面見せてみな」
亜里紗:「ちょっと出先なんでー、ファックスで送りますねー」(ぴーーーーがーーーーーーーー)
SD:(ぴろぴろぴろ)
出先って(笑)
早瀬:まさか勤務中扱い?(笑)
亜里紗:資材部はいま、半分の人間が休みです(笑)
すなわち、亜里紗も芽衣子もいない!
早瀬:いいから、すだめさんは戻ってなさい!(笑)
亜里紗(芽衣子):「ちぇー」
渋々、帰社する芽衣子であった(笑)
SD(試作部):「ほほう、これはなかなか。作るだけならいけるけど、材料があるかどうか。探してみないと」
早瀬:…そこは資材部が力を貸せるところ!?
亜里紗:「ありがとうございますー! 材料はうちの凛々子さんが(きっと)知ってますよ」
SD:(爆笑)
早瀬:チタンだからな…ソレシアから買えるんだろうな…
SD:すべて丸投げとは予想外(笑)
SD(試作部):「ああ、凛々ちゃんな。確かに知ってそうだ。ちょっと連絡しといてくれるかい?」
亜里紗:「はーい!」
そのまま凛々子さんに電話。
「凛々子さーん、なんか、試作部のひと、急ぎで要る材料があるんだってー。今から行くと思うから、対応してあげくださーい」
SD:ナチュラルに主体が入れ替わってる、流石(笑)
亜里紗:亜里紗は真帆さんをガード…もとい看護するのに忙しいのです。
SD(凛々子):「え? あ? あ、はい。分かったわよ。試作部からね」
早瀬:自分の家でもない個人宅から、管理職みたいなことをやってますね。
SD(凛々子):「で、何に使う物なの?」
亜里紗:「えーとなんでも、《とても大事!》なんだそうですよ。砂の形がどうとかなんとか」
SD(凛々子):「ん〜砂型? 鋳造部品でも作るのかしらね。」
早瀬:そう思いますよね〜
SD(凛々子):「まぁ良いわ、そのくらい大きさなら岡嶋君の上から2番目の引き出しに入ってるわ」
早瀬:そんなところにチタンの在庫が(笑)
SD:引出しの通称はオデッサです。
SD(凛々子):「鍵はペン立ての下」
亜里紗:ひどいな(笑)
早瀬:そこは峰不○子的にガーターベルトから出すとかもう少し見せ方が(まて)
亜里紗:「ありがとうございます〜。あ、(真帆さんが)心配なんで、またあとでかけますねー、お願いしますぅ」(がちゃ)
そんな感じで、亜理紗はたらい回しにされたらされたぶんだけ電話をかけておねだりして回ります。
亜里紗が相変わらずの傍若無人ぷりを発揮している一方。
早瀬:「おば〜ちゃ〜ん、拡大コピーしてきたよ〜。
拡大鏡も用意したから、頑張って読んで!」ちなみに理科室から拝借。
SD(不動産屋のオババ):「おお、ありがとうね〜。
ふむふむ、これなら新しいキットのジ○から流用すればよいかの〜。早ちゃんやわかったぞい」
SD:なぜ知ってる(笑)
早瀬:…このオババの名前、ツキエさんでいいですか?
松田未来先生のガールズ&パン○ァーアンソロジー漫画に出てくる、すごいおばあさんのお名前である。
詳細は漫画をご一読いただきたい。
SD:名前だけ頂きましょう(笑)
早瀬:「え〜と、ここの数字? 1、3、5、いち、さん、ご。」
次は…B−21」
ツキエさんの肩もんだりストレッチしたり。
SD(ツキエ):「早ちゃんは良い子だねぇ。おお、生き返るの〜」
早瀬:「肩こりにはこの筋伸ばさないと。あ、痛かったら我慢しちゃ駄目」
SD:元気になったツキエさんがばりばり四肢を作っていきます
早瀬:「おばあちゃん元気だねえ。年齢考えれば筋肉柔らかいよ。あ、それC−5」
SD(ツキエ):「さんきゅー、よし出来たぞい」
早瀬:「じゃ、これ持っていくね〜」(しゅたたた)
SD(ツキエ):「ちょいお待ち、コレも持っていっておやり。ついでにシャーマンの足回りにも改造出来るようにおまけしておいたぞい」
早瀬:「ありがとうございます! きっと真帆が喜びますよ」
一同:(大笑)
亜里紗が粥とキャットフードを間違えて茹でそうになったり、家に戻った早瀬が大慌てでそれを止めたりといった顛末がありつつ…
早瀬:「あ、真帆、忘れてた。これ頼まれてたシャーマンの足(履帯)ね。あとおまけに、ジ○の足もつけてくれたわよ」
SD(真帆):「逆! 逆だから!
(部品を見ている)…むむっ、でもコレはコレで!」
早瀬:ちょっと欲しいかも。二脚より射撃姿勢が安定しそう。
SD(真帆):「ま、それはとにかく亜里紗、早瀬、本当にありがと!
これでコンテストに出品できるわ」
ここで二人とも、ロールプレイに合わせた成功要素を提出した。
亜里紗:【社内の事情通(14)】を提出。
SD:はい。
早瀬:提出するのは【保健体育教師(11)】です。
SD:了解しました。では、ロールプレイ解説フェイズ、ということで、ロールプレイフェイズでの行動真意、成功要素との関連性などをお話し頂けますか?
亜里紗:【社内の事情通(14)】なので、どこに電話をすれば確実に対応されるかよく把握しています。
SD:はい、了解です。
早瀬:【保健体育教師(11)】なので、まず教師だから(コネは使ったかもしれないけど)理科室からルーペ拝借できて、ストレッチのツボを心得ているのも保健体育専門だから常人より的確なのです。あとは、移動時間も短かったかもしれません。
SD:ふむふむ。了解しました〜。
さて、結果は如何に…!?
SD:では、裁定中です〜…
【社内の事情通(14)】と【保健体育教師(11)】が採用されました!
【社内の事情通(14)】はいろんな人を巻き込んだので、「うまい採用」で1.5倍とします。
難易度残り23に対して、合計32。オーバーキルですね。M*は無事達成されました! オメデトウゴザイマス!
亜里紗:わーい!
早瀬:ふう。ありがとうございます。
解決フェイズである。その後、どうなったかというと…
SD(真帆):「わぁ、この重量感! このスナイパーライフル良いわ〜」
顔もカッコイイ〜 手足も長くてステキ」(ガ○プラです)
早瀬:(西荻窪五郎さんではありません)
亜里紗:「や、大変申し訳ないが、うつるといけませんのでここで」(五郎を隣の部屋に押しとどめている)
SD:(笑)
早瀬:なにこの双方不幸属性のすれ違い(笑)
SD(真帆):「二人ともありがとね!
スナイパーライフルをジ○に持たせるのは、感謝の印として二人にやってもらうわね」
SD:真帆さんから、機体は早瀬さんに、ライフルは亜里紗に渡されました。
早瀬:「持たせるったって、これここにはめ込むだけでしょ?」
SD(真帆):「そうだけどさ、この瞬間が一番キュンとくるんじゃない〜」
亜里紗:そんな、大会編が開催できなくなるようなリスクを冒さなくてもいいのにー(笑)
早瀬:…もしかして、亜里紗はチタンの銃身を胴体パーツに突っ込むとか!??
亜里紗:…M*はいくつですか?(笑)
SD:無事に飾るM*は100万です…うそうそ(笑)
亜里紗:「んー?…んーーーー?(手とライフルを見比べて)よくわからないー」
早瀬(ツキエ):「どれどれ、こういうのはな、角度というのがあってな」
早瀬:見てらんないので持っていって頂きましょう(笑) いつのまに真帆家にいたのかは突っ込みどころですが…
SD:五郎さんは入れないのに(笑)
早瀬:呼びたかったけど、なんかできなそうな圧力を感じた(笑)
亜里紗:「西荻窪さん、本当に助かりました。真帆さんも、元気になったら必ずお礼をするって言ってましたよぅ」
SD:門前払い(笑)
亜里紗:襖ごしに喜んでるのは聞こえるんだよ。そのくらいは…(笑)
SD:まぁ五郎さんなら、それで満足してくれるかも(苦笑)
早瀬:妙にマニア受けしそうなシチュエーションだなあ。こんな感じで最終回まで引っ張ると視聴者が増える的な。
SD:(笑)
ツキエばあさんの手により、無事、機体とスナイパーライフルがひとつになった。しかし。
SD:さて、かっこよくスナイパーライフルを持たせたものの、ライフルが重すぎて、まともに立たないことが判明。
亜里紗:ありがちありがち。
SD(真帆):「あら〜こんなハズでは……どうしよう〜」
亜里紗:「あ! キングラーメンとかなんとかって、早瀬さん、あれ、あれですよ」
SD:強そうなラーメン(笑)
早瀬:「ラーメンキング? 格闘家じゃなかったっけ?」
SD(真帆):「ラー○ンマン? ってわかりにくいわよ〜」
早瀬(ツキエ):「これのことか?」(と履帯を指す)
亜里紗:「それそれそれ!」
早瀬(ツキエ):「なに、重心は考えておる。ちょっとやそっとのことでは転倒せんようにしておいたぞ」
SD(真帆):「(おずおずと上半身と戦車を合体させる)」
亜里紗:あああああー!(禁断の改造に慄いているプレイヤー)
SD:真帆「こ、これはこれで格好いいかな。あはは(引きつった笑みで)」
亜里紗:ジ○スナイパータンク爆誕!
「すごーい!! つよそーう」(キャラはわかってないので拍手)
早瀬(ツキエ):「若い者は知らんだろうが、昔は『脚なんて飾り』なんて言葉のあったものだ」
亜里紗:ぎゃぼー(笑)
SD:ツキエさんが全部持ってった(笑)
早瀬:ガ○プラは自由な発想で(略)
SD:ツキエさん、一体何者なんだ……(笑)
早瀬:ただの不動産屋じゃない人から、ただのモデラーでもない人にレベルアップですね!
亜里紗:「よかったよかった。クロヨシ、帰るよー」
亜里紗(猫):「にゃにゃっ(粥がうまくて皿から離れない)」
早瀬:…そして猫も食わないキャットフード。
SD:ということで、展示会にはジ○スナイパータンクが出品されたわけですが、それはまた別のお話、ということで(笑)
これにて解決フェイズは終了です。皆様、お疲れ様でした〜
亜里紗:おつかれさまでした!!!
早瀬:お疲れ様でした。
いろいろ骨を折ったというのに、結局コレジャナイロボが誕生してしまった…
しかしそれも、設定に縛られない自由なプラモスピ○ットがあったればこそな、至高の頂きなのか!?
…このあと誰かジ○スナイパータンクを実際に作ってないかと気になって調べてみたのだが、発見できませんでしたとさ。
次回。北遠野グループを、アスパラガスの猛威が襲う!
立ち向かえ、凛々子、亜里紗!
(初掲時、おばあさんの名前、書き間違えておりました…出典まで挙げておきながら確認不足で申し訳ありません! 訂正してお詫びいたします)